まだ覚えてる。
突然の激震。
逃げることはおろか、身を起こすこともできなかった。
あまりの揺れに三半規管が狂ったのか、
建物が傾いて、崩れていくのだと思った。
窓越しに、地震で生じたらしい
電磁波の青い閃光が見えた。
ああ。このまま瓦礫に埋もれて死ぬんだな・・・と思った。
死にはしなかったが、揺れが収まった途端、
むっとするよう熱気が部屋に充満した。
火が出たのかと思ったら、給湯パイプから熱湯が吹き出していた。
6階の部屋なのに、よもや熱湯で床上浸水するとは・・・
ガラスと陶器の破片だらけの台所を横切って、玄関から脱出。
隣の住人の携帯電話を借りて、親に無事を報告した。
大阪市内なのに、ワタシが住んでいた淀川区周辺では、
軟弱地盤が災いして死者も出ていた。
やがで夜が明けた。
ワタシの知る限り、最も静かな朝だった。
JRも阪急も地下鉄も運転を中止して、
全ての騒音が消え去った大都会を見た。
その後は地上では無数のサイレン音。
上空は自衛隊のヘリコプターの列。
停電の中、電卓で頑張ったコンビニの兄ちゃん。
箕面から数時間の渋滞を越え、水を運んでくれた友人。
給湯設備が復旧するまでお風呂を使わせてくれた元同僚。
助けてくれた人のことは、もっとはっきり覚えてる。
突然の激震。
逃げることはおろか、身を起こすこともできなかった。
あまりの揺れに三半規管が狂ったのか、
建物が傾いて、崩れていくのだと思った。
窓越しに、地震で生じたらしい
電磁波の青い閃光が見えた。
ああ。このまま瓦礫に埋もれて死ぬんだな・・・と思った。
死にはしなかったが、揺れが収まった途端、
むっとするよう熱気が部屋に充満した。
火が出たのかと思ったら、給湯パイプから熱湯が吹き出していた。
6階の部屋なのに、よもや熱湯で床上浸水するとは・・・
ガラスと陶器の破片だらけの台所を横切って、玄関から脱出。
隣の住人の携帯電話を借りて、親に無事を報告した。
大阪市内なのに、ワタシが住んでいた淀川区周辺では、
軟弱地盤が災いして死者も出ていた。
やがで夜が明けた。
ワタシの知る限り、最も静かな朝だった。
JRも阪急も地下鉄も運転を中止して、
全ての騒音が消え去った大都会を見た。
その後は地上では無数のサイレン音。
上空は自衛隊のヘリコプターの列。
停電の中、電卓で頑張ったコンビニの兄ちゃん。
箕面から数時間の渋滞を越え、水を運んでくれた友人。
給湯設備が復旧するまでお風呂を使わせてくれた元同僚。
助けてくれた人のことは、もっとはっきり覚えてる。
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