Keiとフルバケとシートベルト。
あとは信じられないほどの幸運。

でも今になって、ちょっと考えが変わってきた。

現場はちょうどガードレールが途切れている場所だった。
杉木立にひっかかっていればまだしも、
崖下に転落していてもおかしくなかった。

ちょうど一回転したのだが、
逆さのまま停まる可能性もあった。

なぜか対向車線に車はなく、また停まったのも走行車線内だった。

いつの間にかエンジンが止まっていたが、
発火→爆発することだってありえた。

応急手当に慣れている人が、すぐそばの工事現場にいて、
念のためにと、止血してくれた。

その直後に、サイクリング中のお医者さまが通りかかった。

これほどの幸運が一度に起こるものだろうか?

不思議なこともあった。
車の側に、母親にもらったお守りが落ちていたらしく、
レッカーを手配してくれたショップの人が、拾って私に渡してくれた。

更に、今日になって母親に聞いたのだが、
事故前夜、母の夢にすでに亡くなった親族が
ほとんど全員現れたという。
母親が自分の親族の夢を見るのはたまにあることなのだが、
その時は、母方だけでなく、ワタシの父方の祖父や祖母までいたという。
いつもは誰か一人が黙って夢枕に立っているそうなのだが、
なぜかその時は全員が何やらわいわい話し合っていたというのだ。

そんなことってほんとにあるのだろうか?
仮にあったとしても、私はもう何年も墓参りに行っていない。
最近は仕事にかまけて、まともにお葬式にすら参列していない。

ありえるとすれば、それはきっと盆と彼岸の墓参りを欠かさず、
常に仏前に水を供えている母親の「徳」に免じてのことだろう。

母に頼まれて、留守中に何度かお供えの水を替えたことがあったが、
おおむね先祖に関心を払ったことはなかった。

こんな罰あたりな孫で姪でいとこなのに、
命を助けてくれたのですか?
いや、生きているだけで充分幸運なのに、
歩いて転んだ程度の傷しか負っていないなんて・・・

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