今日、社長が報道陣に向かって、
「お客様に対して、より親切に応対する〜云々」
とか言ってたな。

ちゅ〜かさ、お客様に何か尋ねられたら、
親切の押し売りするより、
納得していただけるように対応するのが仕事なんだよな。

もちろん一番丁寧なのは、
お探しになっている商品の前までご案内することだ。
しかし、そもそも商品の置いてある場所がわからない、
っちゅうのが問題なのだよ。

安売りするにはコストを下げるしかない。
当然、削減すべきはまず人件費。そして廃棄ロス。
こうなりゃ、合理性が勝負の鍵だ罠。

店に入ると、普通はまず青果、
続いて鮮魚、精肉と生鮮品が並ぶ。
お客さまはここで冷蔵庫の中身と相談しつつ献立を考える。
続いて調味料、加工品、最後におやつ、とお買い物が進む。
探しまわらなくても、
商品の方から勝手に目に飛び込んでくるのが理想である。

大型店に来るお客様の目的は、安さより品揃えである。
あれこれ迷いつつ選ぶのもまた、一興なのである。

はたと立ち止まった際に、特売品が1種類だけ、
しかも山のように積み上げている売場が楽しいか?
これではどうにもこうにも、選びようがないではないか。
しかも商品が壁のごとく立ちはだかって、
見通しの悪いこと甚だしい。

それともう一点。
「○○はどこにあるの?」と3度聞かれたら、
それは商品の置くべき場所を間違っているということだ。
安全性確保を目的とする場合を除き、
売る側の都合なんかこの際関係ないのだよ。
商品を選ぶのに迷っていただくべきところであるのに、
商品を探すのに店内を迷っていただいてどーするのだ。

「うわ〜どれにしようかなあ〜」といわせてこその大型店だろが。

エラいおっさん達が難しいことを言っとるようだが、
基本はこの2点しかないのだぞ。

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