「仮面ライダーキバ」及び現在の私的特撮概況
オンタイムで見てみた。
とりあえず詰め込みすぎ。

なんちゅうか、チャーハンにカレーかけたくらいくどいよ。
第1話からぶっちぎろうという意図はわかるけど、
いかんせんテンポがグダグダで・・・
面白くなりそうな要素が一杯あるから、色々と欲張ってみたんだろうなあ〜

完全にやりすぎたけど。(つ∀`)

とりあえず平常展開ペースになるであろう、6話あたりまで見てから、
また振り返ってみることにする。ますはお手並み拝見ですな。

しかし、いつから特撮ってこんなに消化不良が多くなってしまったのかね?
この傾向は、特にここ数年の平成ライダーにおいて顕著だ。
あれもこれもと欲張って、結局回収されない伏線が山積みされてる最終回ばっか。
単なる予算と時間の不足?玩具との絡み?シリーズ構成の破綻?

電王も未消化部分が多かったけど、軽妙さと疾走感で突っ切った感じがする。
それに続編があるらしいから、最終判断はそれを見てからにしたい。
戦隊の場合は、対象年齢が低い分詰め込み展開とは無縁なので、
ゲキレンジャーはむしろ最終クールでやっと燃えてきたぐらいだ。

一方、ワタシ的にかなり健闘したと思えるのが、
「ULTRASEVEN X」 「風魔の小次郎」 の低予算1クール組だ。
「最初に言っておく!制作予算は無い!」と割り切りった(開きき直った?)結果、
削ぎ落とせるものは全部削ぎ落とした爽快感というか、演出の勝利というか・・・
これ以上どこもカットできない、
限界ギリギリまで雑味を排除したコンソメスープの旨みといか・・・
足し算で濃度を高めるより、むしろ引き算で引き締めた方が美味しくなるんじゃね?

そういえば、ワタシって昔から深夜ドラマ好きだったなあ〜
ゴールデンタイムとは比べようもない低予算番組なんだけど、
若手の制作者と役者がキラキラしててさ・・・これがハマるとぐっとくるのよ〜
「NIGHT HEAD」 とか 「YASHA」 とか初期の 「TRICK」とか。
特に 「YASHA」 はいまだにDVD見たくなるもんねえ〜
未見の方は、レンタルで最終巻だけでも見ておくことを激しくオススメする。
思い切って原作を単純化したストーリーと、まだ青い伊藤英明と、
遺伝子操作で人工的に生み出された超人という設定を見事に具現化した、
和田三四郎の超絶アクションは必見だよ!
7年後、「まだ続いてたのか!」と驚きながら見たウルトラマンメビウスで、
文字通り超人となった和田氏と再会したのも、まだ記憶に新しいところだ。

話を戻すが、キバが詰め込みすぎの第1話だったのに対して、
メビウスは逆に不親切なほど説明不足な第1話でしたねえ〜
だって、やっと状況が飲み込めたのが「虚空の呼び声」〜「日々の未来」でしたから。
あちゃ〜(つ∀`)
ワタシが真の意味でメビウスにハマったのも、そのあたりからだったしなあ〜

ヱ?それまではどうしてたのかって?
はい。ツルギのカッコよさに一目惚れして、ヒカリの美しさに二度惚れして・・・
戦闘部分以外はほどんどチラ見しかしてませんでした。
はい。正直、スマンカッタとです。
今は猛烈に反省して、むしろドラマパートに重きを置きつつ、
戦闘部分は純粋にカタルシスに酔い痴れながら見ております。

こんな人なので、ぶつぶつと不平を漏らしながらも、
2007年シーズンでは 「ULTRASEVEN X」 が一番のお気に入りなんでしょうね。
米国版「仮面ライダー龍騎」は(゜∀゜)イイ!
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1961306

〜以下推敲ちう〜
イマジンズテラワロス
ホントに朝っぱらから、もうね・・・(つ∀`)

短いけど濃いコントだよねえ。
金かけりゃ面白いってもんじゃないんだよねえ。

ガワはキモ目なのに、
やたらキャラが立ってて、演技が素晴らしいイマジンズのスーツアクターさんたち。
彼らをより生き生きと見せる、声の魔術師、ボイスアクターさんたち。
彼らを操る見事な漫才・・・いや、コント・・・いや、ドラマの脚本。

そしてあんなに美しいのに、イマジンよりはるかに強いハナさん。
電ライナーの二人がけの椅子に、イマジン3名押し込んじゃってるよ。
モモちゃんつぶれかかってるし、ウラちゃん椅子から半分ずり落ちちゃってるよ。
あっ。モモちゃんつぶしかけたまま、キンちゃん寝ちゃったよ。

これなんて、 は げ も え 。

・・・って、三人並ぶと信号機カラーぢゃん。ぷぷぷ。

ところで、ワタクシ、電王に変身してからは流して見てたハズだったんだが、
先日某スーパーの子供服売場で、ソードフォームの映像を流してたんすよ。
そしたらね。勝手に足が止まってね。キメポーズのところで、

「俺、参上!」

って、やっちゃったんすよ・・・orz
もちろんポーズ付きだったっすよ。
しかも最初、腕のポジション間違ったから、もう一回やり直したんすよ。

うん。一緒にいた友人は、小走りで遠ざかって行ったね。

習慣って怖いよね。無意識のうちに、脳に刷り込まれてるんだよね。

あ、流れてる映像がメビウスだったら、きっとナイトシュート撃ってるよ、ワタシ。
「わ〜い。W光線だ〜♪」とか言いながらさ。
キンタロス!VS モモタロス!
また強烈なのがキタわ・・・(^▽^;)

赤鬼と青海亀のどつき漫才コンビに割って入るくらいだから、
生半可なキャラではあかんで〜と思ってたら、
気は優しくて力持ちな熊がきましたよ。しかも金色ですよ。

巨大ゴールデンテディベアーですよ♪

でもって、早速やらかしちゃってくれましたよ。
↓キン&モモ漫才動画
http://www.youtube.com/watch?v=a69bfty8dMs

もう笑うしかない&萌えるしかない。
冒頭のコントの他にも、やる気満々のモモを軽く吹っ飛ばす金熊ワロス。

こ の 強 さ は 泣 け る で !

変身後のデサインに萌えないとか、武装電車が萎えるとか、
ぶっちゃけそんなこともうどうでもええわ。
ただ、スーツアクターとボイスアクターの技量に魅了されてるだけで充分やわ。
男前なチーフはいないし、美しいウルトラマンもいない、
カッコいい不動のオッサンもいない今の特撮界に、
彼ら、カッコ可愛いいイマジンたちがいてくれてよかったとしみじみ思う。

ゑ?どこが可愛いって?

そうなんだよな〜冷静な目で見れば、どれも可愛げのないガワなんだが、
それが卓越した技量を持つアクターさんたちの手にかかると、
ぢつぅ〜に可愛らしく見えてくるんだな。これが。
これはライダーに限ったことじゃなくて、
一見ただの鳥ロボットみたいなウインダムだって、飛んだり踊ったりすると可愛いやん。
これがシンクロマジック=魔法の力ってやつですよ。

この魔法にかかると、毎週TVの前で幸せになることができます。

特撮の世界に、こんなに素晴らしい魔法使いたちがいっぱいいることに感謝。(-人-)
ウラタロス!及びイマジン観察記
「う ふ。 僕 に 釣 ら れ て み る ?」

すっかり日曜の朝の風物詩になってしまった、
ウラタロスとモモタロスのキャットファイト動画。↓
http://www.youtube.com/watch?v=LJXsME9eSGc&;;;;

う〜ん。困っちゃうよね。こういうガワって。
最初は 「うわあ、青海亀そのものだよ。ちょっとキモいよねえ」
って、思ったんだよね。
でもさ。最近なんだか妙に可愛く思えてきたんだよね。
慣れって怖いよねえ。ふう。

今じゃもう、この顔(画像参照)が、気障ったらしいイケメンに見えてくるんだから、
人間ってほんと、どうかしてるよねえ。

モモ? あ〜。あいつって面白いやつだよねえ。
すぐムキになって、真っ赤になって怒るし。
あ。赤いのは元からだったね。ごめん。

次はいかつい熊のハナシ?
ふうん。ああいうのも好きなんだ。くすっ。

最近、ちょくちょくウラタロスに憑依されてるらしいぢゆんこでした。
モモタロス!及び最近の戦隊&ライダー概況
よりによって、なんで赤鬼なんだ・・・
今年の戦隊&ライダーは一体どうなってるんだ・・・

昨シーズンが豊作過ぎたのは確かだが、
ここに至って、この赤鬼さんの独り勝ちとはどういうことだ!
今年は明石チーフとか、田所さんとか、不動のオッサンの様な、

大 人 の 男 前 成 分 が 欠 乏 し て い る !!

なんだか可愛いらしいお子様ばっかで、
微笑ましくはあるが、興奮しないんですよ。性的な意味で。
そんなわけで、顔出し役者さん方で萌えるのは早々にあきらめて、
ガワに期待することにしたんだが・・・

戦隊はねこモチーフで可愛いんだけどね。
特に目を開けた時のマスターシャーフがカラカルっぽくてイイんだけど・・・
クール&シリアス&スリムに変身してくださることを祈るばかりです。

電王は・・・ハハハ。(^o^;)
ま、ザビーとホッパーがカッコよすぎたってことで・・・orz

こうなったら、もう中のアクターさんたちのアクションに期待するしかないぞ!
と思ったら・・・

ここだけは大豊作であった。

戦隊の場合は、前作が本業=冒険、副業=戦闘って感じだったのに対して、
今年はモロ拳法使いですから。
明石チーフの懐の深い知略に惚れた者としては、薄味感は拭いきれないが、
見た目の派手さはやはり拳法に勝るものなしってことで。
おかげさまで、前作は変身前メインでしたが、
今作はもっぱら変身後メインで堪能させていただいております。

ライダーは・・・もうね。イマジンたちのはじけっぷりがね。最高ですね。
なんだか中のアクターさんを先に想定した上で、キャラ設定したんじゃないかと。
そのくらい、赤鬼さんと青亀さんと金熊さんが魅力的なんですよ。
・・・てことで、こちらは毎回冒頭の、電ライナーの食堂車で繰り広げられる、
イマジンたちのじゃれ合いキャットファイトが楽しみで楽しみで〜♪

特 に モ モ ち ゃ ん 。 あ ん た 可 愛 す ぎ !

そのイカついなりで、そのにぢみでる愛くるしさはナンですか!実にケシカラン!
なんで、いちいちやることがお茶目なんですか!
しかも、その仕草がきびきびと凛々しくも美しいんですか!
お願いですから、コーヒーに一服盛られて、お口の周りに生クリームつけたまま、
目え半開きで爆睡しないでください・・・萌えが止まらないじゃないですか!

そんなわけで、男前成分の欠乏が思いがけない楽しみを生んだ、
今シーズンの戦隊&ライダーなのであります。
ボウケンジャー・Last Task「果て無き冒険スピリッツ!」
遂にこの日が来てしまったよ・・・(つд`)
これでもう、
毎週新たなチーフ成分を補給することは出来ないんだよな。
しかし明石 暁は、
いつまでも同じ場所に留まっている男ではない。

プレシャスから漂ってくる「宇宙の匂い」を嗅ぎ付けてしまった「不滅の牙」にとって、
地球という餌場はもはや狭すぎるというのか・・・
いや、それでこそ我らが愛する冒険馬鹿だ。
ちゅうか、好きなもんは好きだから、これはもうしょうがないよな。(ノ∀`)

ついでに、
「おいしいところを持っていくのは相変わらずだな、明石!」 by 真墨 
だったりするし、
「落ち着け。明石 暁が何も考えずにここに来るとは思えない!」 by 真墨
だったりする。
これが持って生まれた「ヒーロー体質」ってやつですかね。
いや、歴史上の有名な冒険家のおいしいトコ取りで生まれたキャラなんだけど、
こんな奴ありえねえよな。ありえねえ。ぜってぇねえ。いや、ありかも・・・
という微妙なリアリティの匙加減がよかったよ。
本編では4話と18話でそのトラウマに触れられたのみだったけど、
ほんとはそれ以外にも幾多の危機一髪やら、潰れる寸前の挫折やらなんやらで、
何度も地獄の一丁目を見てきたんだろうな、と想像させられてしまうわけですよ。
そういう画面では表現されていない、背景設定にまで想いが及ぶようになれば、
アナタも立派な「チーフマニア」ですぞい。
いや、単に制作側が仕掛けたトラップにどっぷりハマっただけなんだが、
こんな楽しい罠なら、なんぼでもハマったるわい。( ̄ー ̄)

〜以下余禄〜

変身してない時って、どうやって巨大ロボに搭乗するんだろう・・・
やっぱ足の中に梯子があって、風呂屋の煙突の要領で登ってくんだろうか?

スバーンが助けたのは愛するチーフだけ?陛下は?
完全に人間に戻ってしまったのなら、生きてはいられないだろうけど、
もしズバーンの攻撃を受けて、一時的に竜の力が弱ってただけだとしたら?
不死身の陛下だからして、死体を見るまでは、いや、たとえ死体になってても、
にわかに死んだとは断定できないのが、竜のおっさんクオリティーだからなあ。
しかもまだ邪悪竜さんたちがプレシャス集めやってるしwwwwwww
番組中で最後の一匹までバトルロイヤルさせたハズだから、こいつら新造でないの?
つまり、土壇場になって、来年のVシネで再登場させたいしな〜
なんて思っちゃたりなんかした?したんだよね?
だから曖昧にしてあるんだよね?ね?

最終リミッターを解除したってのは、出力側のリミッターじゃなくて、
プレシャスからのパワーを取り込む入力側のリミッターのことだよね?
人は誰でも皆プレシャスである・・・か。
その結論に達したから、人類由来のプレシャス探索は真墨に任せて、
宇宙由来のプレシャスに手ぇ出そうってのかい?>チーフ

普段は変身後の「名乗り」が、最終回に限り、変身前の素面でやるんですな。
しかしこれがかっちょいい!特にさくら姐さんが凛々しくて素敵だ。(´д`*)
それでもやっぱり上半身しか映せないのは、
スーツアクターさんほどの「切れ」が出せないからなんでしょうね。
いや、チーフだけは全身ショットでお願いしたかった・・・(TдT)アウッ

で、この後の巨大ロボ総力戦のスーツの中身が、顔出し役者さん達みたいっす。
それに気が付くきっかけになったのが、「チーフの首」です。
さすがはラグビーで鍛えた首だけあって、福沢さんより太かったりするんだな、これが。
身長はともかく、スーツアクターさんよりいかつい体してる素面なんて滅多にない!
チーフ、素敵だよ、チーフ・・・(´∀`*)

事実上の新婚旅行となる(ハズ)の火星旅行だが、火星の土産ってナンだ?
ナメゴン?

そっか〜もうチーフじゃないから、「明石・・・さん・・・」か〜。
ここはもう一歩踏み込んで、「さとる・・・さん」でイイんジャマイカ〜(^m^)

最後はボウケンレッドとゲキレッドのハイッタチでバトンタッチか〜
これも恒例行事らしいけど、繋がってる感があって、ナンかいいねえ〜♪
ワタシにとっては、事実上 「初めての戦隊」 だったんだけど、
本当はこうやって、30戦隊まで続いてきてたんだね。

〜結び〜

高橋光臣さん、福沢博文さん、素敵な一年をありがとうございました。m(_ _)m
これからはボウケンレッドではないお二人にお目にかかるのが楽しみです。
次の戦隊は 「猫成分」 が濃いみたいだし、
次の光臣さんは 「髷物」 決定で、早くも個人的な悲願が現実化するぞ!
ちゅうことで、まだまだお二人に悩殺される日々が続きそうですよ。うふ。

・・・ってことで、不滅の牙=明石 暁は永遠に脳裏に刻み込まれたので、
これからはどんどん 「チーフではない高橋光臣」  を見せてくださいね。
でわ〜(^o^)/
ボウケンジャー・Task48「チーフのいない日」
瓦礫の山となってしまったプレシャスバンク。
サイレンビルダーで明石を救出しようとする高丘。
しかしその最中、ミスターボイスによって、
全てのビークルが封印されてしまう。
さくらはそこで明石チーフのアクセルラーを発見する。
しかしチーフの姿はどこにもない。

あ と 残 り 1 回 で チ ー フ を 消 す か ?!

ここでチーフ成分を欠乏させておいて、我々を飢餓状態に陥れるつもりだな。
そんでもって、最終回で一気にリバウンドさせるつもりだな。
ナンという憎たらしい演出をやってくれるのか>脚本家&監督

そういへば、「ゴードムの心臓」は壊せないから、
海中に沈んだ神殿の奥深くに厳重に封印してあったんだな。
つまり第1回から既に、このクライマックスに向かって、
巧みに伏線が張られていていたというわけだ。
これに「ゴードムの脳髄」が加わると、
大神官ガジャはゴードムの邪神へと変身するのだな、きっと。

絶望=デスペラードは別の場所に隠された「ゴードムの脳髄」を探索し、
ガジャは神殿で「繭」となってその到着を待つ。
一方、ガジャに奪われることを避けるためとはいへ、
パラレルエンジンを動かすことが出来なくなってしまったボウケンジャー達は、
変身することも、仲間達と連絡を取ることすら出来ずに、
豪雨の夜の街を、大量のカースに追われながら逃げ惑う。

ただ一人、SGSミュージアムのサロンまで辿り着いたさくら。
(さすがは元自衛隊特殊部隊)
明石を見捨て、今も問いかけに応えようとしないボイスに対する怒りと絶望の余り、
アクセルラーでスクリーンを殴りつける。
しかし、そこへ「最も危険なプレシャス」を持った少女が逃げ込んでくる。
真墨に話しかけた、あの少女=ボイスの化身である。
そんなことは知る由も無いさくらだが、少女とプレシャスを、
そして自分自身のプレシャスである 「心からの笑顔」 を守り抜くことを決意する。

一方、最早これまで・・・と悟った蒼太は、一人カースの群れに飛び込む覚悟をする。
しかし、それを止めたのは、幻のゲッコウと風のシズカだった。
(青つながりで味方フラグ確定か)
蒼太もまた、「心から信じあえる仲間」 という自分自身のプレシャスのために、
あきらめずに戦い続けることを決意する。

一方、どうにか実家へと帰りついた高丘は、母の膝枕に疲れた身を委ねる。
しかし「何かが違う」と立ち上がる息子に向かって、母はつぶやく。
「冒険・・・ね」
高丘もまた、与えられた宿命でも使命でもない、自ら選んだ冒険の世界へ戻って行く。
その手には 真っ赤なパプリカ が・・・

一方、追い詰められた菜月は、戻ってきた真墨によって窮地を救われる。
「真墨と出会ってから今日までの、間宮菜月としての記憶」
それが自分のプレシャスだと言い残して、再び駆け出して行く菜月。
残された真墨がふと顔を上げると、そこには輝かしい 暁(あかつき)の光 があった。

どうよ、これ。
そこに明石 暁がいるわけでもないのに、回想シーンが流れるわけでもないのに、
第1話から今までの、彼らの数々の冒険譚が甦ってくるではないか。
いや、そこに明石 暁がいないからこそ、彼が仲間達に求め、訴え、
そして与えてきたものの大きさが伝わってくるではないか。

そして彼らは、さくらとプレシャスを持つ少女の元へと帰ってくる。
そこに「ゴードムの脳髄」を追ってきた絶望=デスペラードが現れる。
このままでは勝ち目はない。
しかし、真墨はデュアルクラッシャーを構え、
アクセルテクター無しでデスペラードに立ち向かう。

「こ い つ は ち ょ っ と し た 冒 険 だ ぜ !」
ヲイ〜〜〜〜それはチーフの専売特許だろが〜〜〜〜

生身のデュアルクラッシャー連射に、遂にデスペラードが倒れる。
喜びも束の間、巨大化したデスペラードに愕然とするボウケンジャー達。
しかし少女=ボイスの化身は言う。
「よくここまで持ちこたえてくれた。おかげで充分な時間が稼げた」
???なんの話???と思っているところへ、
ダ イ ボ イ ジ ャ ー キ タ ー ー ー !!
そのコクピットにいるのは、チーフとズバーンだ。
そしてチーフは声高らかに布告する。

「冒 険 の 始 ま り だ !」

〜以下余禄〜

プレシャスが封印されているのに、
チーフはどうやってダイボイジャーを動かしているのか?
そのパワーの原動力はなにか?
彼は今まで、一体何処で何をしていたのか?
リュウオーン陛下は?
答えは次回最終回にて明らかにされる。
風呂入って、身を清めて、全裸で(なるべく)、正座して最終回を待て!
ボウケンジャー・Task47「絶望の函」
もうおちゃらけたサブタイ考えてる余裕などありません。
いよいよクライマックス到来!
泣いても笑っても萌えても燃えても、残りは後2回こっきり。
チーフの「漢成分」をたっぷり補充しておかなければ・・・
というこちら側の意図を見透かしたような最終章です。
総員、覚悟して、腹くくって視聴せよ!

〜以下本編〜

200余年を生き抜いたリュウオーン陛下にも、遂に限界が訪れた模様だ。
しかし陛下は諦めない。←ここ重要。
新たなるプレシャスの力を得るべく、まだまだ頑張る気満々ですよ〜
そのプレシャスが 「パンドラの函」 というわけ。
「箱」でなくて、あえて「函」なのは何故?
パンドラの箱から最後に出てきたのは「絶望」ではなくて「希望」だったハズ。
匂うぞ〜なんか匂うぞ〜。きっと何か仕掛けがあるぞ〜(゜∀゜)

リュオーン陛下が「パンドラの函」が関係した遺跡に姿を現したという。
その知らせは、ミスターボイスが不在のため、直接牧野先生の元に届けられた。
えっ?このタイミングでミスターボイスが不在?これまた匂うぞ〜(゜∀゜)
そこから画面は海からの突風受けまくりな真墨と、歩み寄る少女へと切り替わる。
ボイスが少女?( ̄□ ̄;)?・・・なわけ無いから、これはきっと仮の姿だな。
その実体は「神」なのか、何者かがこの世界に残した「思念」なのか・・・
リュオーン陛下を圧倒して、「パンドラの函の鍵」を奪うガジャ様。
陛下もびびる、ガジャ様が見せた壮絶な覚悟とは一体・・・

もうね。開始数分でこの盛り上がり方ですよ。これでこそ最終章ですよ。
さすがは「劇場版・最強のプレシャス」を作った監督&脚本コンビだけあって、
何が凄いって、「濃度」 が違うのだよ。

自らの敗北を認めたリュウオーン陛下は、
ボウケンジャーの目の前で、自ら己の体に剣を突き立る。
兜だけを残して消えたリュウオーンに、ふと疑問をいだくチーフ。
「俺はあいつと何度も刀を交えてきた。だからこそ判る。あいつは・・・」
なんちゅう熱いセリフだ・・・(つд`)
しかもそれが大正解で、陛下は 「邪流転生」 という決死の大技を使って、
SGSのプレシャス保管庫に入り込むことに成功したのだ。
この技はおそらく、パソコンでいうところの、
再起動とか、再セットアップにあたるものなんじゃないかと。
いや、ちゃんと再生できる保証の無い、いちかばちかの大博打みたいよ。
陛下にそこまでさせたのは、自らの体にゴードムエンジンを埋め込むという、
ガジャ様の暴挙、いや起死回生の捨て身の決断だったわけで・・・
このままおめおめと引き下がるくらいなら、
玉砕覚悟で最後の一手に賭ける、という天晴れなネガティブ魂を見せてもらったよ。
しかも陛下は「レムリアの卵」に自らを投じて、新たな幻獣になるつもりなのだ。

一方ガジャ様は、パンドラの函に封印されていた「あらゆる災厄」を、
文字通りごくごくと全て飲み干してしまった。
そしてガジャ様によって、災厄には デスペラード=絶望 という名の、
おぞましい実体が付与されてしまった。 

最悪の事態を迎え、
帰って来たミスターボイスは保管庫内の全てのプレシャスの破壊を決意する。
既に起爆装置が起動している保管庫で、最後の決戦を迎える陛下とチーフ。
「邪竜咆哮」 と 「レッドゾーンクラッシュ」 がぶつかり合う壮絶な戦いの中、
チーフはふと思い当たる。

「お前は俺の闇かも知れない・・・」

どちらも始めはプレシャスに魅せられ、それを追い続けていただけだったはず。
なのにその力に惹かれるあまり、人であることすら捨てた陛下は、
まさに自分の中にいるもう一人の自分・・・
そして同じように、今どこかで自分の中の闇と戦っている真墨。

「俺はそんな真墨にも、自分の闇そのものであるお前にも負けるわけにはいかない!」

スバーンが炸裂して、リュウオーンは人の姿に戻ってしまった。
しかしあくまでも人であることを拒み続けるリュウオーン。

「プレシャスとは人の夢。俺はそれを守る。
夢を見るのは人間だけだ!夢に挑む者は、皆、冒険者だ!」


チーフよ、君は自分だけが君臨する独りの王国を夢見るリュウオーンすら、
人であると、冒険者であると認め、その手を差し伸べようというのか・・・
しかし、尚も頑なにそれを拒むリュウオーン。
そして二人は爆発の炎に包まれていく・・・つづく。

〜以下余禄〜

最後の決戦の最中、岡元リュウオーンが福沢レッドを踏みつけた。(画像参照)
その容赦のない踏みにじりっぷりと、斜めに海老反る姿態に萌えた・・・
ぜーぜーはーはー(´д`;)

次回はパラレルエンジンの中のプレシャスまで封印して、
全員変身不能になるという。
しかし、彼らはまだ戦い続ける模様だ。
その力はどこからもたらされるのか・・・
その鍵はきっと、炎を逃れたチーフと陛下が握っているはず。
ボウケンジャー・Task46「芽生えた萌え」
ボウケンジャーのアクセルスーツって、
ウルトラマンと違って着衣感アリアリだよね。
(ちなみにワタシはウルトラマン全裸説を支持しておる)
そんなわけで、変身するといっても、
ジャケットからスーツに着替えるだけ・・・
みたいな感覚で見てました。昨シーズンまでは。

変身の前後で別人と入れ替わってるわけだから、
当然、完全にシンクロしきれない部分もある・・・が、そこは大人ですから。
卓越したスーツアクターの技量に(いい意味で)欺かれるのも楽しいぞ〜
といっても、欺かれていたことに気がつくのは放送後数日経ってから、
この日記を書くためにもう一度ビデオを見直してる時なんだけどね。遅い?(^o^;)

〜以下本編〜

ヤイバ様は「三つ首の竜」とセットで真墨を手に入れようとしていたわけか・・・
しかも、「三つ首の竜」がズバーン同様、自分で持ち主を選ぶタイプだったとは。
しかも、リュウオーン陛下やヤイバ様のような完全な「闇落ち者」ではなく、
真墨のような「どっちつかず」がお好みで、
光と闇の狭間で揺れる心を、文字通り  闇に落とす のが生き甲斐みたいですよ。
そういう意味では、光の誘惑者であるチーフと対極を成す、闇の誘惑者なのかもね。

それならそれで、一時的とはいへ闇の力を手にした真墨くんに、
是非とも「ボウケンブラック・ダークフォーム」を纏わせてやって欲しかった。
暗黒竜の紋章が浮かび上がるとか(それなんてザビー)
ドラコンテクターが出現するとか(それなんてプットオン)
いっそ一体化して巨大な三つ首竜出現とか(それなんてキングギドラ)

それにしてもヤイバ様、真墨くんを口説くためとはいへ、
「闇の力で輝け」 だなんて、そんな無茶言うたらいかんわ。(^^:)
光の届かない闇の世界でどうやって輝けっちゅうねん。

しかし、闇落ちしそうな真墨を尾行しまくるストーカー明石萌エス。
待ち合わせ場所が「闇鶴岬」なヤイバ様萌エス。
一度は振り払ったはずなのに、やはり「三つ首の竜」との共鳴で生じる、
圧倒的なパワーに魅せられてしまう真墨萌エス。
「二人だけの闇の世界・・・俺達はその闇の頂点に立つ」 って・・・
まるで遺産相続を巡って暗躍する、結婚詐欺師みたいなヤイバ様、激萌エス。

失う間際になって、ようやく 闇と光が表裏一体 であることに気がつく真墨。
ちゅうか、明石暁という光が眩し過ぎたからこそ、
そこに生じた影は濃く、闇は深かったのではないか。
しかしヤイバの断末魔は凄かったな。
「俺とお前の闇に満ちた未来をこんな形で・・・」  ですよ。
完全に手段が目的に摩り替わってますよ、ヤイバ様。

ここでまた冒頭の話題に戻るわけですが、
今回は 「ヤイバ様 VS ボウケンブラック」 のスーツ対決が凄かったのです。
後ろでアルティメットダイボウケンがレッドゾーン突入状態になってるからして、
当然、パラレルエンジンから真墨のアクセルスーツへと流れ込むパワーも、
これまでで最大最強になっているのだと脳内補完しても尚、凄い。
接近戦でいきなり腰だめサバイバスターってのは、
「伝説の鎧」の対クエスター・ガイ戦でも見せた、
真墨本来の機転を利かせた戦い方を思い出させるなあ。
デュアルクラッシャー連射で相手の動きを止めて、
とどめのハンマーダイナマーイッ!!
攻める今井ブラック&受けて立つ岡元ヤイバに感服することしばし・・・ホ〜(´д`*)

それにしても、冒頭で吹っ飛ばされて倒れる福沢レッドのエロいことといったら・・・
毎度毎度、まことに眼福である。
ボウケンジャー・Task45「最強の流し目」
もう終盤で、残りもあとわずかだというのに、
オマエはどこに注目しとるんだ!
・・・と言われそうですが、反論できません。

いや、残りわずかだからこそ、
この男っぷりの良さに目を奪われていたいのですよ。
彼のおかげで、「特撮→子供向けの適当なもの」という認識が、
「特撮→お子ちゃまだけに見せとくなんて勿体無い!」へと、
180度ひっくり返されてしまったわけだから。

実際、幼児をメインターゲットにしてるにしては、
えらい骨太な筋立てだとは思いましたよ。
ってか、ゴールデンタイムのドラマでも、
これだけしっかりしたシナリオは用意されてないんじゃなかろうかと感じたぐらいで。
特に序盤の脚本と演出の隙の無さには度肝を抜かれたさ。

見る見るうちに、どんどんオーラ増していく高橋光臣には、
そりゃもう参ったっちゅうか、諸手を上げて全面降伏でしたよ。
だからこそ、もうすぐこうやって毎週毎週、
ボウケン絡みのたわごとを書き連ねられなくなるかと思うと・・・(つд`)

いや、去年の今頃は、この日記がこんな有様になるなんて微塵も考えてなかったし、
これからもいい意味で予想を裏切ってくれる番組に出会えるかもしれないし・・・

でもチーフに会えるのは、もうあと少し・・・

〜以下本編〜

本日の名言、「冒険者たるもの、常に一歩先を行かないと」ってのは、
世間で言う「鶏口なるとも牛後となるなかれ」をわかりやすく言い換えたものだが、
今回のキーワードはまさにこれに尽きるわけで。
しかし、大晦日の一ヶ月前に大掃除が完了しているのは、先を行ってるのではなく、
単に生活スタイルの違いではないのかね?
つまりチーフの場合は「日々是冒険」な人だから、家財道具に執着は無いだろうし、
一歩先を行くためには、とりあえず身軽であるに越したことはないわけで。

ちゅうことで、勝手な結論。
チーフの部屋は元々片付いている。ってか物が無い。しかも、極めて殺風景。
基本、プレシャスを見つけることに生き甲斐を感じている人だからして、
プレシャスそのものに対する執着はほとんど無いであろうと。
むしろ、とっとと売っぱらって次の冒険資金に充てていたに違いあるまいて。

さて、最終回が近いということで、いよいよ本気出してきたリュウオーン陛下。
3000匹余りの邪竜バトルロワイヤルの結果、最後に残った一匹で、
最凶の邪悪竜・ダガーギンを作り出した。
しかし、これが最後の一匹なのだからして、
この後はいよいよ陛下自身が大邪竜になるしかないべ?
なのに 「ベィベェ〜」 とか言ってていいのか?(-_-;)
なんか悲壮感足りなくないか?
ちゅうか、強いからって自信満々で慢心してないか?
そんな奴は最強チーフと尻ポケ刀のズバーンに成敗されてしまえばいいのです。

が、ダガーギン君は 「結納は倍返し」 な気質なので、
受けた攻撃はきっちりコピーして、しかもパワー2倍でお返ししてくれたりする。
そんなダガーギン君に「負けん気」だけで向かっていく真墨。
その様子を見て、ダガーギンの弱点を発見するチーフ。
成る程。一歩先を行くというのは、単に先に飛び出すことではないっちゅうことね。
つまり 「気持ちだけでは勝てない」 し、
後半明らかになるように 「技術の差だけで結果が出るわけではない」 と。

これはきっと、番組序盤で何度も表現されていた
「熱血クールなチーフ=最強」 の再演ですな。
つまり 心は熱いが頭はクール だからこそ、チーフは不滅の牙なんだと。
しかし、サバイブレードでダガーギンを刺し貫けた理由が、
チーフの「気合」だけってのはさすがに無理ではないかと。
この展開を「気持ちだよ」の一言だけで片付けられると困っちゃうので、
危険を承知でパラレルエンジンの全パワーを、ブレードの切っ先に集中させたとか、
ズバーンと一体化したとか、何らかの裏付けは欲しかったなあ〜

後は、プレシャス「三つ首の龍」がなんで白糸の滝まで逃げたのかが謎だなあ〜
もしかして、実はヤイバ様の仕業だったりするのか?
もしそうなら、あたかもスターウォーズの銀河皇帝とダースベイダーみたいで素敵!
或いは、ちらっと浮かんだ、「ヤイバ様=真墨の父」の線もアリなのか!
ワタシってば、こういう王道ベタ路線が大好きでして・・・(^^;)
ボウケンジャー・Task44「明石めで鯛」
紋付袴キター\(´▽`)/ーーーーー!

いやあ〜絶対似合うと思ってたけどね。確信してたけどね。
それでもこうしてしげしげと眺めて見るに・・・

お っ と こ ま え や ん か い さ あ !

あ〜もう新年早々から眼福眼福〜実に結構な塩梅である。
欲をいへば、もうちょい襟元開けてくれると更にエロさ全開なんだが・・・
いや、それはまた別の機会に、はだけ浴衣と諸肌脱ぎ着流しでやって貰うし。

ところで、この紋付袴光臣の隣に、白無垢姿の自分をコラしたくなった者はおるか?
いたら素直に手を上げよ。

ハァ〜イ( ̄o ̄)ノ

〜以下本編〜

今回はネガティブシンジケート・ダークシャドウの崩壊編だったわけですが・・・
結局、主要戦力がヤイバ様のみ、という零細ネガティブらしいオチ。
ってか、ヤイバ様が筋金入りの闇の衆なだけで、
首領のゲッコウ様は案外煩悩満載の好々爺だったんだな。
願わくば人間時代の凛々しい忍者姿をもうちょっと見せていただきたかった。
ってか、魔鳥を倒したんだから、当然人間体に戻るとばかり・・・(-_-;)

山に分け入りつつ「仙人温泉」を目指す青黄銀トリオ。
「ほんとにこんなとこに温泉なんかあるの〜?」とぼやく軟弱者に向かって、

「これだから素人わ〜〜〜〜」 と、勝ち誇る高丘の。

キミは玄人なんかい?(^^;)
秘湯の似合う男・高丘映士は、アシュを追いつつ、こういう場所を巡っていたのかも。
しかし、傷ついたワケありの怪しい鳥見て、「ほっとこうぜ〜」 はどうよ。
いや、下手に突っ込むと、羽根むしって焼きかねないからな〜この男は。

途中、愉快な黄鳥漫才&コントを挟みつつ、魔鳥の力を封じ込めた宝玉発見。

し か し ヤ イ バ 様 邪 悪!

しかも、今回はあのエロエロ声をたっぷり聞かせていだだいたので、
もう鼓膜から背筋にかけてがぞわぞわしてタマリマヘンがな。
もうね、首領を呼び捨てにした辺りから、最後の抜忍認定済みの後姿まで、
「悪役ここに極まれリ」ですよ。
ここまでやったらもう、改心もへったくれもなく、
悪のまま見事に散っていかれるのであろうと・・・ヤイバ様〜(TдT)ノ

〜以下余禄〜

変身後のレッド福沢氏なんだが、今回のアクセルラーの持ち方が異常にエロくね?
ちょいバスガイドぽいっちゅうか、キャビンアテンダントぽいっちゅうか、
指令を出すとこだから、完全にマイクアクションなのよね〜かぁっけぇぇぇ!(^o^)

多分、シズカが手当てしたんだろうけど、ゲッコウ様の羽毛に絆創膏ってどうよ。

「抜忍」って久々に聞く言葉ですよ。多分、白土三平の「カムイ外伝」以来ですよ。
いや、昔と違って、平成の鎧忍者は颯爽と胸を張って悪事に励んでおります。
ゲッコウ様でチラっとやってくれたみたいに、
ヤイバ様の悪悪しい人間体出してくれないかなあ・・・見たいなあ・・・・・
ボウケンジャー・Task42「明石 暁の時代」
・・・というのは決して大袈裟な表現ではない。
時代とヒーローは不可分なものだからだ。

今年、ワタシは「明石 暁」というキャラクターに導かれ、
再びヒーロー達がいる世界に戻ってきた。
そして、かつては「かっこいい」としか思えなかったヒーローの、
成長の過程や、その苦悩を知ることが出来た。

たかが子供向けの、玩具の販促番組。されど・・・だ。

ヒーローに感情移入することさえ出来れば、
大人でもべろんべろんにハマってしまうのが特撮だと思い知った。
Task4で完全に明石 暁に惚れこんでしまったワタシに、
畳み掛ける様に迫り来る極上のヒーロー達・・・

ハンターナイトツルギ
ウルトラマンヒカリ
セリザワ カズヤ
加賀美 新
不動銃四郎
田所修一
サコミズ シンゴ
ウルトラマンメビウス
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンレオ
そしてとどめの地獄兄弟(^^;)

風評によれば、どうやら今年は空前の当たり年だったらしい。
しかし、やはり最大の収穫といえば、等身大でありながら、
ウルトラの巨人連合に匹敵し得る、明石 暁ことボウケンレッドであろう。

どのキャラクターにも人それぞれの思い入れがあるわけだから、
今更ここでワタシの「ボウケンレッド論」を繰り広げるつもりはないが、
(過去記事には散々書きまくっているがね)
ともかく巡り合わせの妙というのを実感したね。
「リーダーらしいレッド」という企画があって、會川さんという脚本家がいて、
高橋光臣という役者がいて、初めて明石 暁というキャラクターが生まれたわけだから。

ワタシはいわゆる脚本家信者ではないが、
やはり相性が合う合わないというのはあると思う。
完全な架空の人物であるキャラクターを肉付けしていく過程で、
制作側と視聴者側の価値観が一致するとは限らないわけで。

その点で、今回の「アシュ3部作」は、引き寄せられた感と、
はぐらかされた感が合い半ばする印象だ。
その原因は、シリーズ序盤から明石 暁にハマった人なら共通の、
「明石 暁は特攻して自爆するような男ではない」という、
自分内設定との齟齬だ。
メンバーと視聴者に「チーフが死ぬ気だ!」と思わせる演出は◎なんだが、
明石 暁という男には、その斜め上を行って欲しかったんだな。

例えば、馳せ参じたメンバーに向かって、
「かいかぶるな!俺はこいつらと心中するつもりはない!」とか、
「サイレンビルダーにも脱出装置ぐらいある」
とか、(本心はともかく)言って欲しかった。
その上で、最後に戻ってきた映ちゃんに
「お前、俺のサイレンビルダーをぶっ壊して逃げるつもりだったろ!」
と言って怒られたら完璧・・・という妄想をしてしまった。(^m^;)

それに加えて、今回はサイレンビルダーのコックピットでの、
福沢さんの演技にも見惚れてしまった。
ほとんど上半身だけの動きで、
操縦に全神経を集中しているチーフとか、
仲間の言葉にふっと苦笑を浮かべるチーフとか、
激闘の中で確実な勝利の予感を掴むチーフの表情が、
ちゃんとマスクごしに見えてくるんだもん。

しかし、チーフの久々の俺様っぷりにはくらくらしたね〜。
「これは命令だ!質問も反論も許さない!」
は、チーフの名言殿堂入り決定だ。\(^o^)/ワ〜イ

〜以下余禄〜

次元の狭間限定とはいえ、高丘の長ランコート&錫杖復活テラウレシス。
しかしアシュ魂滅カナシス。
ガイ、レイ、オウガ、ヒョウガ、あの世で仲良く悪いことしてくれよな。

しかし、オウガさん。
あなたあのままず〜っと、映ちゃんとラブアブ母子家庭するつもりだったんかい?
いや、きっとこの世のガイ&レイのために、時間かせぎしてたんだろうけど・・・

ケイさん・・・ついに息子の映ちゃんと語り合うことはなかったんだね。
オウガのやってることしばらく見逃してたのは、
そこに自分自身が夢見ていた光景があったからだよね。きっと。
ボウケンジャー・Task38「ねこの恩返し」
もうね・・・次回予告(画像参照)に
全部持っていかれちゃったよ・・・
(ウルトラマンではよくあること)

現在の特撮界において、
この男以上にHGコスプレの似合う男がいるだろうか。
(いや、いまい)
一般女子はその色気に酔いしれていればいいのだが、
あまりに似合いすぎて、一部男子にとっては洒落になってない気がしないでも・・・

し か し エ ロ い

次回は渾身のギャグ総力戦らしいので、
高丘のウエスト、大阪のオカン共々、笑いつつ燃えつつ萌えさせていただくとしよう。

〜これより本編〜

・・・といっても、冒頭からズバーンの新妻物語キター。

「ば〜んばぁ〜ん」 = 「はい、あ〜ん」 (翻訳 by ぢゆんこ)
と、スプーンでカレーライスをすくって、チーフの口元へと運ぶズバーン。
忸怩(じくじ)たる表情でそれを受け入れている様子のチーフ。
のっけからジャブを喰らって、軽い眩暈を覚える日曜の朝・・・

そこへ、牧野先生がセーラー服の美少女を連れて、買出しから帰ってくる。
少女が「最上みゆ」となのったので、先生は蒼太の妹だと思ったらしい。

が、少女が誤解を招きまくる発言連発で一同騒然。
ここでズバーンが、刃物らしい切れ味の鋭いツッコミを見せてくれる。
みゆちゃんによると、蒼太ってば、みゆちゃんを抱きしめて、キスして、
一緒に暮らしたいって言ったんだってさ〜ヘェ〜ヘェ〜

蒼太にはよくあることだ(と思われる)が、なにか。

みゆちゃんはそれが嬉しかったので、蒼太に恩返ししたいそうだ。
蒼太本人にはそんな記憶は微塵もないらしいのだが、
「目いっぱいお礼してもらえ」 と、そそのかすチーフワロス。
この展開と、みゆちゃんのプレシャス反応とで、完全に「面白がり」モードです。

「シズカが珍しく鍛錬に出かけた」(by ヤイバ様)ので、
いつになくのどかな時を過ごすダークシャドウワロス。

一方、蒼太と街にでたみゆたんは、犬が怖かったり、日向でお昼寝したり、
(蒼太の腿まくらですよ、これが)
生クリームに目を輝かせたりと、ぬこモード全開。
実は彼女、蒼太に足の怪我を手当てしてもらった、野良の三毛ちゃんだったのでし。

一方、本来恩返しに来るはずの鶴は、プレシャス「虹の反物」で変身鍛錬ちう。
しかも生身で、変身蒼太を圧倒してますぜ。スゲ〜ツエ〜足長げえ〜
でもって、今回は変身蒼太の空中技が半端なくスゲ〜
劇場版の「高所からの落ち」も凄かったが、今回の縛られたままアクションもイイ!
しかし、トラックに変身したシズカに撥ねられて、病院送りになってしまった。

だがワタシは全女性視聴者の総意として、
番組の中盤で 「ふ と ん が 邪 魔 な ん だ よ」 と、叫ぶ。

蒼太を除くボウケンジャーの面々は、早速プレシャス回収に乗り出すのだが、
通常の3倍(適当)強いシズカたんが、鶴モチーフの「最強くのいち」に変身する。
しかもチーフを足蹴にして踏んづけちゃってます。
中の人がシズカたんだったら、ここは相当エロいシーンになっただろうにねえ。
いや、中の人が細身の男性というのも、考えようによっては結構エロい・・・
(誰か腐敗する脳髄を止めてくれ)

実は反物の一部がちぎれていて、
みゆたんはその切れ端で人間に変身していたのだと。
みゆたんが自慢の鼻を使ってその穴を見つけて、そこを蒼太が攻撃して、GJ!
といいたいところだが、巨大化した「最強くのいち」にとどめを刺したのは、
これまた巨大化した大聖剣ズバーンであった。・・・ヲイヲイ(^^;)
せっかくワイヤーで変身したのにい〜ブロウナックル大活躍だったのにい〜
ちなみに、ワイヤーは前半でシズカに縛られたお返しですな。
こういうとこきっちりクールにキメる蒼太カコエ〜

結局、みゆたんは蒼太が飼うことになって、めでたく「最上みゆ」誕生〜♪

〜以下余禄〜

実はワタシも10年来のぬこ飼いでして・・・しかも拾いぬこです。
しかも三毛(ほぼ白でおでこに三毛ブチ有り)です。
例えフィクションでもこういう終わり方は嬉しいもんです。
もっとも、うちのぬこは一向に「恩返し」してくれる気配はありませんが。

ちょっと前に飼い犬を亡くした友人が、放送後に
「この歳でボウケンジャーに癒されるとは・・・」とメールしてきましたよ。
いいお話ってのは、歳に関係なく心に沁みてくるものなのです。
ボウケンジャー・Task37「ぢゃあくりゅうでんべえ」
桃太郎とはまた違う意味で濃かったなぁ〜。
ちゅうか、特撮も間違いなくその一部である、
芸能界そのものをパロってしまったわけで・・・

とにかくネタ満載の、
時間制限付障害物競走を走りぬいたさくらねえさん、
凄いよ、強いよ、かわいいよ〜。

今回はネタ多すぎで拾い上げてたらキリがないんだが、
やっぱ、 「邪悪竜デンベエくん」 に尽きるなあ〜
パンパシフィック駅伝のマスコットキャラクターそっくりの邪悪竜なのだが、
あのリュウオーン陛下が寝る間を惜しんでコツコツと製作してるとこを想像すると・・・

この「つぶらな瞳」が、邪悪化すると白目剥いちゃうわけですが、
それでも尚、 「かわいくて攻撃しづらいんだよ!」 by 高丘 なわけで。
ホンマに、今回限りで使い捨てるには惜しいキャラだよな〜

そういや高丘の〜は、 「いっぺん乗って見たかったぜ!」 とか言って、
ダイボイジャーでお助け登場してたな。
前半でも、大根かじって、「やっぱ先っちょは辛れえな」 とか、
今回はかなりツボに入りましたね〜(^o^)
チーフもそうだけど、こういうギャグ回でいぢられて、
どんどん芸域を拡大してもらいたいですねえ〜

そういうチーフも、任務上やむなく「きゃぴきゃぴアイドル」を演じたさくらに、
「デビューしてみたらどうだ?」 とか真顔で言ってるし。
言われたさくらねえさん、一瞬固まってるし。
それって、遠まわしに「かなり可愛い」って言ってるようなもんだし。
最強とわいへ、ねえさんも乙女なんだから、冗談ならもっと冗談らしく言わないと〜

しかし蒼太も悪いやっちゃな〜。
いや、そういうとこが好きなんだけどね。(^^;)

各キャラのギャグいぢりが一巡すると、いよいよクライマックスに向かうらしいが、
(個人的にはブラック=真墨がいぢられ足りないが)
その頃には正調チーフが帰ってくるのかな?
正調とギャグ調の落差を見るのも楽しいけど、
やっぱ、正調あってこその「崩し」ですからねえ〜
だからこそ、高丘の半アシュという設定をもっと活かした話が見たいし、
真墨には闇落ちを越えてヤイバ様を倒して欲しいのですよ。

そんなワタシは、冒険に暴走する明石暁が何より大好きだったりする。
ボウケンジャー・Task36「未婚の祖母」
「鬼+金棒」とくれば「桃太郎」という、
超古典的王道ベタ展開なんですが、
配役がぶっ飛んでますなあ。
鬼=クエスターはガチだから、
高丘がおじいさんなのは当然の成り行きといへるが、

チーフがおばあさんって・・・(-_-;)

いや、シンデレラの継母をこなし、且つ、保父の鑑であるチーフこそ、
桃太郎のおばあさんに最も相応しいのでわないか・・・
しかも、和装で出てきたりなんかしたら・・・(^m^)くくく。

〜以下本編〜

何者かが山中奥深く祀られた「山砕きの金棒」を持ち出すと、
それを回収するためのシステムが発動して、桃太郎が送り出される模様。
んで、地鳴りがした直後に桃型カプセルがどんぶらこと流れて来て、
クエスターを取り逃がしたボウケンジャーに発見される。

高丘 「うまそうだな〜」 って、キミはジムシィかっ!(古っ)
皆は橋の上から傍観してるのに、「おもしろそうだな〜」と川原まで降りて来てるから、
結果的におばあさん認定されてしまうんですよ。>チーフ
(じゃ、もしボウケンジャーが先に発見&回収してたら、レイがおばあさ・・・)

高丘とチーフが「二人がかり」で拾得すると、
リレースイッチで桃型カプセルが開いて、チーフの腕の中に赤ん坊出現。
赤ん坊の頭に「最初に見た人物=親=おじいさん&おばあさん」と刷り込まれる模様。
高丘は母親を知らないから、当然「父=おじいさん」だが、チーフは・・・

そこでちょうど先日見たばかりの(4日の日記参照)、劇場版の設定を思い出した。
チーフのお父さんはUMAハンターだから、
一旦調査に出かけると、ちょっとやそっとでは家に帰ってこないハズ。
その間、明石家は母一人子一人になってるんだな。きっと。
子育てする時って、自分の親の子育てを模倣する傾向があるらしいよ。
そんな昔のことは忘れたつもりでいても、頭のどこかでちゃんと覚えてるんだね。

ってことで、スパルタな高丘 & 甲斐甲斐しく世話を焼くチーフ という、
理想的な両親の組み合わせが出来上がったわけだ。

しかし、「おいちいね〜いっぱい飲みまちゅね〜」 って・・・(^▽^;)
最強のプレシャスに「でちゅね〜」まで言わせる監督グッジョブ!
しかも育児方針の違いによる夫婦喧嘩まで用意されているとわ・・・
「かわいいじゃないか〜〜〜〜〜(´∀`)」
「男ならワイルドに行け!」
と、お洋服選びでも意見が合わない父母ですが、
間を取って、「なりきりスーツ」で合意したとしても、
何色にするかでまた揉めることは日を見るより明らかなわけで・・・
「はい、あ〜んして」
「違うだろ!ふーふーして、あーんだろ!」
高丘=猫舌でおけ?

鬼退治を決意すると、桃太郎として成人したことになるらしい。
そこで登場するのが、チーフお手製の、桃のアップリケ付陣羽織なんだが・・・
血の滲んだ絆創膏だらけの左手といい、豪快なステッチの乱れ具合といい・・・
婆〜さんが夜なべ〜をして 陣羽織縫ってくれた〜♪
だよね。もうね。涙ながらに歌うしかないね・・・(つдT)

いかに桃太郎とわいへ、まともにガイと斬り合っちゃ、そらびびる罠。
「誰もがお前みたいなわけじゃないんだ」 とスパルタな父から子を庇う母。
「お前は太郎で充分だ。いや、それ以上だ」 と子を受け入れる父。
そんな両親が必死に戦う姿を見て、ようやく覚醒する太郎。

始まりは、山の神が与えた「使命」だったかも知れない。
システムにあらかじめインストールされたプログラムに従っただけかも知れない。
しかし、育ててくれたことを両親にに感謝し、
その恩に報いるためにこそ、太郎は戦わなければならないのだ。

ということで、レムリアの幻獣に対するズバーンのように、
山砕きの金棒を鎮めることに特化した存在が太郎だったわけだが、
ズバーンと違って、使命を全うした太郎は山に戻らなくてはならなかった。
再び使命を与えられるまで、リセットされて眠りにつくであろう幼な子の、
そのあまりの健気さと不憫さに、見送る父は強がり、母は泣き崩れてしまう。
成さぬ仲のにわか親子だったんだけど、
蒼太が「二人とも違うものになってる」と指摘した通り、
桃型カプセルが二人の「保護者スイッチ」をONにしたからなんだろうけど・・・
ここはやっぱ、チーフの情の深さにもらい泣きっすよ。

いや、泣き崩れる前のチーフの立ち姿が「ウルトラの母」そのもので、
実は鼻水すすりながら笑ってたんですが・・・(つ▽T)
轟轟戦隊ボウケンジャー・劇場版「最強のプレシャス」
何を今更・・・と言わないでください。

こっちは僻地なんです。
もうショーも映画もないんだよ・・・
と、やさぐれていたところへ突然の吉報が!

ええ。○10年ぶりの、昭和ゴジラか日本沈没(旧)以来の特撮映画ですよ。
地元、及び峠越えで集まったと思しき家族連れから浮きまくりつつ、観ましたとも。

かなり不純な動機で。( ̄∀ ̄)

〜以下ネタバレだらけの感想のようなもの〜

キタキタキターーーーー!いきなりプールサイドからキターーーー!
水の中に落ちた腕時計を追って、がばとTシャツ脱いで飛び込むチーフ。
ここさえ観れば、これさえ拝めば、ほぼミッション完了ともいえるチーフの水着姿。
しかと目に焼き付けた!と思ったら、もう場面転換ですか!
短すぎるだろうが!
もうちょっとひらひらと水中を漂わせてくれたっていいじゃないか!(元水男だし)
と思ったのは、その後の怒涛の展開を知らなかったから。
ええ。なめていましたとも。

TVではありえない規模の大画面全面地割れ→とんがり山&ミューズ出現→
ネガティブ大集合に、場内一同 「うわあ〜」 と間抜け面で見入っているところへ、
ブルーの空中大落下がきて 「ふええぇ〜」 ですよ。

しかし、カース約100名、邪竜約100名と大量動員してるところへ、
ダークシャドウが約10名(復活怪人込み)で参戦してるとこワロス。

更にクエスター&ロボが乱入して、シルバー&サイレンビルダーが応戦して・・・
色々詰め込みすぎだろうが!
と思ったワタシは、まだこの映画の本質を掴んではいなかった。

とんがり山登りで明石父と遭遇したと思ったら、大陥没→荒海→砂漠(火炎地獄)→
大きな虫のいる森・・・とまあ・・・めまぐるしいったらありゃしないんだよっ!

恐竜を絶滅させたらしい虫ってことですが、隕石衝突説はどうするの?
と、思う間もなく、いよいよプレシャスのご開帳ですよ〜

チーフの半ケツキタアアァァァァーーーー!

場内一同が 「ぷぷっ!」 とこらえきれずに噴き出しているところへ、
ワンテンポ遅れて、 「お〜し〜り〜」 と叫ぶ少年の声が場内に響いた。
総員、爆笑するのみであった。

しかしこれは半ケツではなく、ほぼ1/3ケツでわないかっ!

この後、遂に 「最強のプレシャス=明石チーフ」 と認定されるわけだが、
それはあくまでミューズの視点でのハナシであって、
チーフにとってはそれは仲間であり、明石父にとっては息子の暁であったわけだが。

なんでミューズはくるくる回ってたんだろう?
「ひとつになりましょう」というのは、
「遺伝子よこせ」より遠回しなのか、あるいは露骨に具体的なのか・・・
と思う間もなく、ミューズ本体&ムカデ型宇宙船との空中大決戦開始→
アルティメットダイボウケンが轟轟武装解除→ダイタンケン登場→
その頭が飛んで、とどめのなんちゃらロケットヘッドボンバー攻撃キターーー!

〜エピローグ〜

いつの間にかチーフの背中に張り紙が。
めくってみると、それは少しセピア色になった古い写真だった。
そこに写っていたのは、若き日の明石父とまだ幼い明石チーフだった。
しかもチーフは転びでもしたのか、泣きべそをかいているではないか。
父親の記憶の中では、幾つになっても息子は「泣きべそ坊主」のままなのかも。
すっかり大人になって、すでに彼自身のプレシャスを見つけた息子であっても、
父親にとって彼がかけがいのないプレシャスであることに何の変わりもないのだ。

冒頭で排水口の彼方へと消えたチーフの腕時計は、
父によって瓦礫の中から発見される。
「あいつ・・・まだこんなもの持ってたのか・・・」
嬉しそうにそれを腕に巻く父。
それはかつて、父から幼い息子へ贈られたものだった。

いいハナシじゃねえか・・・(T▽T)

〜その他雑感〜

普通、これだけの内容なら余裕で前後編か、うっかりすると3部作になるっしょ。
それをまあ、よくぞ正味30分に押し込んだもんですよ。
いわゆるジェットコースター展開ってやつで、
このたたみかける感じがお子様にはウケるんでしょう。

しかし、しかし、駄菓子菓子。
やっぱ後15分、いや、10分欲しかった。
ギャグのほうが色々と仕込みが大変なのはわかってるんだが、
あと3箇所ぐらい爆笑ポイントがあればなあ・・・
最近のTVでのギャグ展開を見てると、
映画でもあくまでスパイス的に、ああいういぢり方があってもよかったかなあ〜と。
そのためにも後5分・・・いや、せめて3分・・・
仮面ライダーカブト・劇場版「GOD SPEED LOVE」
今見てきた。
期待以上の出来だった。

どうせお子様向け映画だし、
ボウケンジャーが完全な「お祭り」映画だったから、
カブトも当然、アバウトな筋立てに、
バトルシーンをはめ込んだ程度のもんだろう、と。

正直、スマンカッタ。今、猛烈に反省している。

〜以下ネタバレだらけの感想〜

もう一般公開から三ヶ月過ぎてるし、いいよね?
ってか、散々事前情報に晒されてたワタシでさえ、咀嚼するのに少々難儀してます。
なので、TV放送分は完全視聴済み(+ビデオ等でリピート済)な人で、
尚且つ数年来特撮にどっぷりはまってる人なら、白紙状態でもOKかも。

舞台はここではない、違う時空の世界。いわゆるパラレルワールドってやつですな。
どうやらTV版より悲惨な状況らしくて、
混乱に乗じたZECTが、内部分裂するほど強大な権力を握っている模様。
いや、ZECTの独裁政権による軍事統制下のようにも見える。

内部分裂といっても、一方のNEO ZECTは弱小ゲリラ組織なのだが、
銀カブト(ヘラクレスだったけ?)とドレイクのライダー2名を擁している。
もう一人は女戦士だが、実はZECT側が送り込んだスパイ。
(その後、ドレイクはこの女戦士の罠にはまって死亡)

そんなところへふらりと現れたのが、天道総司=赤カブト。
何を企んでいるのか、本家と分家の両ZECTに二股かけて、情報を集めている。

加賀美=ガタックとひよりは恋仲だが、ひよりが不治の病で、結婚式直後に死亡。

ZECTは彗星を捕獲して、その成分で海を復活させようとしている。
しかしそれは表向きの理由で、すでにワームと結託している上層部は、
彗星と一緒に巨大隕石を地上に降らせようとしていた。

要するに、生身の人類は滅亡させて、自分達は擬態ワームとして生き残って、
完全な世界支配を果たそう・・・って訳かい?

そうとは知らずに、海再生計画実行のため、加賀美は銅カブト(ケタロス?)と、
天空エレベーターで大気圏外向かう。
この天空エレベーターのCGが秀逸で、一見の価値あり。

真実を知った女戦士がZECTを裏切って、追っ手に深手を負わされながらも、
赤カブトと銀カブトに情報を提供→死亡

赤カブトと銀カブトはバイクでZECTに突入。(ありえね〜)
迎え撃つ矢車ザビーは銀カブトに倒される→死亡
しかし銀カブトは金カブト(コーカサス?)に倒される→死亡

赤カブトはクロックアップして、
バイクごとエレベーターの筒部分を駆け上って大気圏外へ。(これまたありえね〜)
銅カブトは赤カブトに宇宙空間へふっ飛ばされる→落下中大気との摩擦熱で死亡

赤カブトは、実は金カブトのハイパーゼクターを狙っていたと判明。
ガタックは赤カブトを庇って、金カブトのハイパーライダーキックを喰らう。
しかし、相撲の「足取り」状態になったところで、
赤カブトがハイパーゼクターを奪取。

赤カブトは金カブトを宇宙空間へ放り出した後、
重症を負った加賀美を脱出用カプセルに載せて、地球へと射出する。
しかし、金カブトは脱出カプセルに取り付いて、そのシールドを破壊。
変身したままだと平気なんだが、生身の加賀美は瞬間冷凍状態で死亡。

しかし、赤カブトがハイパークロックアップで時間を戻して、
加賀美を助け、金カブトを倒す。
そのまま巨大隕石ごとハイパークロックアップして、7年前に戻って、
落下前の中型隕石にぶつけて破壊する。
(これって、どこのウルトラマン?)
その時、破片の一部が渋谷隕石となって地上に落下する→TV版に続く

歴史が書き換えられ、劇場版の世界は雪となって消滅していく。

加賀美 「また(違う時空で)ひよりに会えるんだな・・・」

戻るべき時空を無くした赤カブトは、
渋谷で瓦礫に埋もれていた少年天道にベルトを渡して消えてゆく。
彼もまた、書き換えられた未来とともに消滅してしまったのか・・・それとも・・・

あちこち突っ込みどころはあるものの、物語、バトル共に充実した良作だった。
ってか、脚本家は天才だと思った。
彼の頭の中がそのまま映像で再現されていたなら、
おそらく鳥肌立ちまくりの、泣きまくりの、濃厚な後味の大傑作になっていただろう。
願わくば、更なる映像技術の進歩と、制作環境が彼に与えられんことを。

〜結論〜

ボウケンのついでだったハズが、
ディレクターズカット版を見たくなってしまったよ。(ノ∀`)アチャ〜


〜以下余禄〜

ドレイク=大介はやっぱり「気まぐれな風男」で、
やっぱり女がらみで死んでるところがワロス。

ザビー=矢車はTV版と違って、超クールな若手エリート幹部風。
その後の「やさぐれま」とも違うキャラなんだが、
最後のセリフが、「俺に完璧な死がもたらされるとは・・・」
というTV版のパロディーでワロス。

武蔵=金カブトがいつも青バラ持って登場するんだが、似合わなくてワロス。

お子様たちは退屈しきっていたが、加賀美とひよりの恋愛話が、
きちんとラブストーリーとして描かれていたことに感激。
加賀美がガチガチに緊張してプロポーズするシーンが激ワロス。

次長課長がスベっててワロス。

捻じ曲がった東京タワーが、あけぼのタワーを彷彿とさせて激ワロス。
(コエダシテ ワロテシモタ)

今のTV版天道より、劇場版天道の方が首尾一貫してて魅力的。
ってか、一年持たせられないなら、半年で終わらせたらいいんじゃないか、と。

〜以下、鑑賞後の雑感〜

ってか、この映画をボウケンジャーと同時上映するなんて、なんて勿体ない!
こっちはお子様置き去りだし、ボウケンジャーは大人置き去り(当然だが)だし、
これからは別々にしたほうがいいんじゃね?

ライダーの場合は、劇場版の設定説明やらTV版のバトルシーンやらを集めた、
「WEBメビナビ」みたいなマニアックな序章を足したらいいんでないか?
場内には、自分たちだけで見に来た年長組=未来の特ヲタ予備軍が結構いたし、
三ヶ月遅れで公開してる極僻地にもかかわらず、
明らかに「特ヲタ」以外の何者でもない人種が若干名紛れ込んでたし。

・・・モチロンσ(^^;)ハ、コッチニフクマレテイルワケダガ・・・

親にすれば、同時上映なら一度で済むかもしれないけど、
置き去りにされた年少組の小猿たちが、人の迷惑かえりみず場内で暴れ出すのよね。

それに引きかえ、お兄ちゃんや弟に付き合わされたクチの幼女たちの、
なんとお行儀のいいこと!
彼女たちは、見かけよりずーっとずーっと 「おませさん」 だから、
跳んだり蹴ったりのバトルシーンは鼻で笑いつつスルーしつつ、
実は、続々登場するカッコイイお兄さんたちをしっかり値踏みしてるんですよ。
でもって、
「あたし白い服の人より、病気の女の子とけっこんした人のほうか好き」
とか考えてるんですよ。
でもって、バトルシーンと、どっちのライダーが強いかしか興味のない子(♂)を見て、
「あの子たちって子供よね〜ばっかみたい」
 とか言うようになるんですよ。
だから、女の子にはあんまり特撮見せないほうがいいですよ。>親御さん

これは実体験に基づいた、心からのアドバイスです。
ボウケンジャー・Task35「マキノDAY」
今回は、嬉々として現場参加してた牧野先生に尽きるな。
「こんな冒険、滅多に無い!」 から、
この際、とことん楽しんじゃお!感アリアリです。
勢いで妙な模様のアクセルスーツ姿に変身したら、
(森男さんだから、ボウケングリーンが正解?)
本当に 「ネ申」 だったんだが・・・(^^;)

〜以下本編〜

初期ボウケンメンバー(赤桃青)が回収に失敗したプレシャス、「神の頭(かしら)」。
なんだかんだでダークシャドーの手に渡り、三億円で売りに出たそうな。

使わないで、売り飛ばすのかよっ!

使い方がわからない・・・のではなく、当座の資金繰りに難儀しているらしい。
やっぱあのアジト、未電化なのは風情故ではなくて、電気料金滞納してたのか!

取引場所の情報が二件あるってことは、どっちかが引っ掛けなわけだが、
「桃青」チームと「黒黄銀」チームの二手に分かれて張り込みを開始する。

あれっ?チーフは?今回は居残りで指揮を執るって?
うっそ〜ん。そんなことありえないってば〜。
どうせ面白い展開になったら、ここぞとばかりに乗り込んで、
ごっそりいいとこ取りするつもりなんですよ、この人は。

配送業者に扮した後輩組の前に現れた、白装束集団(〇ナなんとか風)&ヤイバ様。
真墨に向かって 「まだ闇に落ちずにいるらしいな」 と残念そうであります。
はい。ワタクシも全く持って残念極まりありません。
しかし、この発言は 「落ちた時には、必ず私の元にやってくる」 という、
ヤイバ様の自信の現れのような気がするのって・・・ワタシだけ?σ(^^;)

しかしプレシャスは偽物で、こっちはヤイバ様の自作自演による囮取引と判明。
後輩組とチーフは急ぎ本筋の先輩組に合流することに。

おや?チーフが鏡でお顔のチェックしてますよ?
相変わらず男前ですが、どうしました?吹き出物ですか?季節的に感想肌ですか?
ゑ?出動前の身だしなみチェック?今日はなんか気合入ってませんねえ。
しかも、見送る牧野先生が 「アタック!」 ポーズしてます。

はっはーん。( ̄∀ ̄)〜☆こりゃなんか仕掛けたな。

案の定、妙に挙動不審な上に、発言がしどろもどろなチーフ。
(実はこれが軽妙なおっさん芝居なんだが)
屋内では桃と青が流血しながら奮闘してるっちゅうのに、
景色のいい屋上で、どっこいしょと腰すえて座っております。
しかし、桃青が決死の突撃を決行するも、こっちもニセ取引だったとわ〜。
じゃあ、本物の「神の頭」はどこ?

「これであのボロ家がリフォームできる〜♪」 と喜ぶシズカちゃんだが、
そんなことは先刻ご承知な桃青コンビ。
どっちもニセ情報だとわかってて、わざと囮に引っかかってみせたとな?
「今ごろはチーフが・・・」って・・・。じゃあ、今目の前にいるチーフは誰?
構えポーズに全然力が入ってない&緊急事態なのに顔が緩んでるチーフは誰?

実は牧野先生の変装でしたあ〜。

黒いコートに真っ赤なシャツ&ネクタイという怪しい風体で(画像参照)、
本物の取引に応じている牧野先生こそが、裏の裏を読んだ我等がチーフだったと。

ヤター!期待してた「刑事風」じゃなくて「マフィア風」だが、
危険な男の香りプンプンコスプレキターーーー!!
もっとキメキメの伊達男テイストでもよかったんだが、それはまた今度ってことで。
しかし、ボウケンジャー(主にチーフ)に出し抜かれて、
つかまされた偽札(そんなもん作っていいのか、SGS!)を、
囲炉裏(いろり)にくべるヤイバ様モエス。

しかし、正体現したついてに、ちゃっかり整列変身に加わってる牧野先生って・・・
変身して名乗りを上げるボウケンジャーたちにつられて、
生身のまま 「メカニック、牧野〜!」 と見栄を切ってしまう牧野先生って・・・
こんなことも出来る人だったとは・・・お見それいたしましたあ〜!

つまり後輩組は当て馬にされただけだったと・・・そらヒドイわ〜。
特に高丘の場合、ダイボイジャーには乗れないし、サイレンビルダーは修理中だし、
「俺様はいいとこ無し決定かよっ!」 って言いたくもなる罠。
焼肉奢ってもらったくらいじゃ気が済みませんぜよ。
第一、高丘の〜は肉喰えるんかい?

ミッション終了後も 「チーフごっこ」 が楽しくて仕方ない牧野先生。
それを見てチーフがぼそっと、「俺って、いつもあんなか?」 (-_-;)
ええ。おおむねあんな感じでつよん。

でも、不平タラタラの後輩組に向かって、
こそっとゴメンナサイ(´人`)ポーズしてるチーフに激モエス〜

次回は桃太郎話ですか。しかもおばあさん役ですか。
高丘爺と明石婆で、子育てですか。
保父の鑑だったチーフが、今度は未婚の祖母ですか・・・ははは。(^▽^;) 
ボウケンジャー・Task34「地ならしする戦艦」
・・・(゜д゜;)
これって、アレですよね?
星飛雄馬が、「巨人の星」のオープニングで引いてるやつ。

別名 「重いコンダラ」 ちゃうちゃう。

アスファルト舗装した後、ぐわ〜っと地ならしするやつだ。
正式名称 「ロードローラー」 ってやつだな。

ダイボイジャーの通った跡に、4車線道路が出来る。(だが未舗装)

正式冠称は「超絶巨艦」だそうだ。
いや、巨艦というならタンカーぐらいデカくないといかんと思うが。
地上での機動性を考えると、スペック的には駆逐艦か巡洋艦ってとこかな。

〜これより本編〜

邪鬼竜グランドは、レムリアの太陽からもらったエネルギーが切れ、
(あれはエンジンじゃなくて、バッテリーみたいな物なのだな)
ダイボイジャーは、ネオパラレルエンジンに積み替えたばかりで要調整、
ということで、番組開始以来、最大の決戦は一旦中断された。

SGSの別チームって、何だ?
やっぱ、密かに世界征服狙ってないか?>ミスターボイス
攻撃力が過剰過ぎるから封印してたって?
そんなこと、普通、設計段階でわかるだろーが!

と、今回はいまいち緻密さに欠ける脚本だったりするんだが、
なんちゅーか、演出と ブラック真墨 の勢いに押し切られた感じだ。

なにしろ、飛んでくる弾丸をアクセルラーに当てて変身しちゃうんだから。
これはもう、陛下の剣をアクセルラーで受けて変身したチーフの美技以来の快挙だ。
さすがは世界で二番目のトレジャーハンター。や〜るぢゃ〜ん♪

しかし、高丘の。ぴんぴんしてるなら、連絡ぐらいしろっつーの。
こっちは、ビルダーぶっ壊された衝撃でアシュ戻りしたんじゃないだろか、とか、
レムリアのこと前から知ってるんだから、何か独自に動いてるんだろう、とか、
色々期待してたっちゅーのに、好天の海辺でサボってんじゃないよ。
これじゃ、半アシュの設定が全然生かされてないじゃん!>脚本家
せっかく「生身でアクション出来る&男前」の役者使ってるのに、
勿体なさすぎてちょっと苛々してしまうぢゆんこであったが・・・

「くたばってるなんて、端から思ってない」 という、
チーフの小憎らしいセリフで、まず一萌え。

たたみ掛けるように 「無駄かどうかは俺達が決める!」 ときて、二萌え。

そのまま 「ふっ・・・試してみる価値はありそうだな。ダイボイジャー UNLOCK!」
へとなだれ込み、かけつけ三萌え。

イエロー菜月のことはブラック真墨にまかせる、
ということで、お邪魔なレイたんは三人がかり+ブローナックルで排除。

しかしここでもレムリア製が祟って、ズバーンに斬られる真墨。
しかも今回はファイアーモードだ。
だが、今日の真墨は不死身だ。愛があれば、炎の壁なんかひとっ跳びさ〜
後ろから菜月をがっちり抱きしめて、あっさり正気に返しちまうのさ〜

ここで霧笛一発、「ボイジャーフォーメーション!」 ですよ。(呆然)
これまでの武装した冒険用品ではなく、正真正銘、まぢ戦闘兵器ですから。
なにやらちょっと番組の趣旨が変わってきた気がするんですが、
やっぱ、ゴーゴーコマンダーは買わねばなるまいて。

菜月は「レムリア人・リリーナ」という自らのオリジンではなく、
真墨との二年間を自己基盤として生きることを決意する。
しかし、今後もレムリア由来と思われる予知能力を発揮する機会もあるだろうし、
それが闇落ちした真墨を救うことになるだろうし・・・

ええ。ヤイバ様同様、まだワタシもあきらめておりませんのよ。>闇落ち

次回はいきなり期待の「コスプレ潜入もの」キタコレ。
ガードマンチームと宅配便チームに分かれるようですが、チーフは?
ゑ?高丘送り出して、サロンに居残って指示監督だけ?

そんなのヤダ!

こっそり刑事風スーツ&コートで張り込みするとか、
飛脚のマークのセールスドライバーとかやってくれよぉぉぉぉ〜

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