おかげさま

2005年3月21日 愛車生活
・・・っていい言葉だよね。
昨年の事故以来、そう思うことが多い。

今こうして生きていて、家族がいて、ねこがいて、
おいしいものを食べて、おおむね健康に過ごしている。
これを単に「平凡な生活」と言い切っていいのか?

今日また、昨年の事故現場を走り抜けてきたのだが、
ワタシは単に「運がよかった」と言い切っていいのか?

ワタシが事故を起こす2週間ほど前、
似たような白い軽自動車を運転していて、
ほとんど同じ場所で事故を起こした若い女性は、
意識不明のまま数日後に崖下で発見され、
どうやら還らぬ人となったらしい。

それがワタシであったかもしれない。
たまたまワタシは生きている。いや、生かされている。

その後、先代と車体番号が80番しか違わないうえに、
さらに走行距離が短い二代目に出会ったのだ。
これは奇跡に等しい。
壊れてしまったパーツもあったが、
今、ワタシの傍らには、先代とほぼ同じ仕様の二代目がいる。

だからこそ思う。
一日でも永く、この車と一緒にいたい。
もう二度と愛車と別れたくない。
いや、走っていればいつか事故に遭い、
いつか別れはくるのだが、
それが一年でも一ヶ月でも先のことになるように祈っている。
しかも、自ら愛車の息の根を止めるようなことは、
もう絶対にしたくない。

これが鈴鹿で自分を過信した代償なのだ。
そして今、同じ試練をもう一度乗り越えるだけの気力はない。

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