つまり、イケてる男は序列にはこだわらない。
今のポジション(またはステージ)は、所詮、仮のものに過ぎないから。

奴が見据えているのは
「TOPに立つまでまであと何人倒せばいいか」であり、あるいは
「具体的な成果数値まであと何ポイントか」
である。

そうでない男の場合、関心があるのは
「〜よりはまし」とか「〜よりは上」だとかいう、
姑息な優越感に浸ることだけたったりする。

いや、その時点で〜以下だし。

こういう奴に限って、自分の序列は曖昧にしたがるが、
他人の格付けにはこだわる。
そのための知識だけなら、山のように持っている。
理屈も見事なほどにこね上げて見せる。

要するに、自分の下に何人いるか、想定したくてたまらないんだな。

しかし、否、従って、
自分が数値で格付けされる状況は意図的に避ける。

そりゃ、せっかく分厚く乗せまくった鍍金が剥げたら大変だもんな〜

そんなもん、ばば〜んと削ぎ落としちゃえばいいのに。
地金のままだって、磨けば結構光るもんだよ。

誰もが金になれるわけじゃない。
鉄には鉄の、アルミにはアルミの、
木質には木質なりの輝きってものがあるのさ。

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