昼休みにテーブルにつっ伏して仮眠をとっている。

ほんの数分うたた寝するだけのこともあれば、
しんどい時はがっつり30分爆睡することもある。

しかしおばちゃんは眠らない。
休憩時間の始めから終わりまで、完全にしゃべり通す。

したがって充分な仮眠をとるためには、
慎重に座席を選ぶ必要がある。

しゃべり派のおばちゃんは、入り口近くから席を陣取っていく。
社内では少数派の反おばちゃん同盟の男連中は、
奥のTV付近にかたまって、やはりくっちゃべる。

ゆえに、TVからもおばちゃんからも距離を保ちつつ、
夏場はエアコンの風があたる涼しい場所・・・というのが、
理想的な仮眠場所ということになる。

ここでは、たいがいワタシのような「お疲れモード」がぐったりしている。
しかし、土日・祭日・連休中はやたら出勤人数が多くて、
そう都合よく棲み分けが出来るとは限らない。

しゃべり派最強のグループが背後にいると、それはもう凄まじいもんである。

奴らは「黙る」ということがない。
相槌も最低限。

普通は相手の言うことを聞きながら、ツッコミどころやら、揚げ足取りポイントやら、
会話の展開を考えたりするもんなんだが、
やつらはただひたすら、相手の話の腰を折るタイミングを窺っているのみ。

その僅かな隙を突いて、自論のぶちまけが始まる。
しかも数名がほぼ同時に。

こうなったらもう、声のデカいもん勝ちである。(-_-;)

そして一見盛り上がっているように見える集団では、
「わたしは」「わたしは」「わたしは」が連呼され、
そのうちに思考回路が口の動きについていけなくなって、
「あれはあれやから」「それはあれやから」「そやからあれはなんで、これがあれで」
と、指示代名詞のオンパレード。(-_-;)

言葉数の割には、情報はさほど伝播されていないのである。

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