ボウケンジャー・Task36「未婚の祖母」
「鬼+金棒」とくれば「桃太郎」という、
超古典的王道ベタ展開なんですが、
配役がぶっ飛んでますなあ。
鬼=クエスターはガチだから、
高丘がおじいさんなのは当然の成り行きといへるが、

チーフがおばあさんって・・・(-_-;)

いや、シンデレラの継母をこなし、且つ、保父の鑑であるチーフこそ、
桃太郎のおばあさんに最も相応しいのでわないか・・・
しかも、和装で出てきたりなんかしたら・・・(^m^)くくく。

〜以下本編〜

何者かが山中奥深く祀られた「山砕きの金棒」を持ち出すと、
それを回収するためのシステムが発動して、桃太郎が送り出される模様。
んで、地鳴りがした直後に桃型カプセルがどんぶらこと流れて来て、
クエスターを取り逃がしたボウケンジャーに発見される。

高丘 「うまそうだな〜」 って、キミはジムシィかっ!(古っ)
皆は橋の上から傍観してるのに、「おもしろそうだな〜」と川原まで降りて来てるから、
結果的におばあさん認定されてしまうんですよ。>チーフ
(じゃ、もしボウケンジャーが先に発見&回収してたら、レイがおばあさ・・・)

高丘とチーフが「二人がかり」で拾得すると、
リレースイッチで桃型カプセルが開いて、チーフの腕の中に赤ん坊出現。
赤ん坊の頭に「最初に見た人物=親=おじいさん&おばあさん」と刷り込まれる模様。
高丘は母親を知らないから、当然「父=おじいさん」だが、チーフは・・・

そこでちょうど先日見たばかりの(4日の日記参照)、劇場版の設定を思い出した。
チーフのお父さんはUMAハンターだから、
一旦調査に出かけると、ちょっとやそっとでは家に帰ってこないハズ。
その間、明石家は母一人子一人になってるんだな。きっと。
子育てする時って、自分の親の子育てを模倣する傾向があるらしいよ。
そんな昔のことは忘れたつもりでいても、頭のどこかでちゃんと覚えてるんだね。

ってことで、スパルタな高丘 & 甲斐甲斐しく世話を焼くチーフ という、
理想的な両親の組み合わせが出来上がったわけだ。

しかし、「おいちいね〜いっぱい飲みまちゅね〜」 って・・・(^▽^;)
最強のプレシャスに「でちゅね〜」まで言わせる監督グッジョブ!
しかも育児方針の違いによる夫婦喧嘩まで用意されているとわ・・・
「かわいいじゃないか〜〜〜〜〜(´∀`)」
「男ならワイルドに行け!」
と、お洋服選びでも意見が合わない父母ですが、
間を取って、「なりきりスーツ」で合意したとしても、
何色にするかでまた揉めることは日を見るより明らかなわけで・・・
「はい、あ〜んして」
「違うだろ!ふーふーして、あーんだろ!」
高丘=猫舌でおけ?

鬼退治を決意すると、桃太郎として成人したことになるらしい。
そこで登場するのが、チーフお手製の、桃のアップリケ付陣羽織なんだが・・・
血の滲んだ絆創膏だらけの左手といい、豪快なステッチの乱れ具合といい・・・
婆〜さんが夜なべ〜をして 陣羽織縫ってくれた〜♪
だよね。もうね。涙ながらに歌うしかないね・・・(つдT)

いかに桃太郎とわいへ、まともにガイと斬り合っちゃ、そらびびる罠。
「誰もがお前みたいなわけじゃないんだ」 とスパルタな父から子を庇う母。
「お前は太郎で充分だ。いや、それ以上だ」 と子を受け入れる父。
そんな両親が必死に戦う姿を見て、ようやく覚醒する太郎。

始まりは、山の神が与えた「使命」だったかも知れない。
システムにあらかじめインストールされたプログラムに従っただけかも知れない。
しかし、育ててくれたことを両親にに感謝し、
その恩に報いるためにこそ、太郎は戦わなければならないのだ。

ということで、レムリアの幻獣に対するズバーンのように、
山砕きの金棒を鎮めることに特化した存在が太郎だったわけだが、
ズバーンと違って、使命を全うした太郎は山に戻らなくてはならなかった。
再び使命を与えられるまで、リセットされて眠りにつくであろう幼な子の、
そのあまりの健気さと不憫さに、見送る父は強がり、母は泣き崩れてしまう。
成さぬ仲のにわか親子だったんだけど、
蒼太が「二人とも違うものになってる」と指摘した通り、
桃型カプセルが二人の「保護者スイッチ」をONにしたからなんだろうけど・・・
ここはやっぱ、チーフの情の深さにもらい泣きっすよ。

いや、泣き崩れる前のチーフの立ち姿が「ウルトラの母」そのもので、
実は鼻水すすりながら笑ってたんですが・・・(つ▽T)

コメント

nophoto
Fireball
2006年11月10日21:24

猿、犬、キジ、あとは・・・吉備団子!

なかなかナイスな組み合わせですた

ぢゆんこ
ぢゆんこ
2006年11月10日21:47

吉備団子はかなり気の毒でしたが・・・(^^;)
博物館学芸意員(肩書き上)による学芸会というオチも。