ウルトラマンメビウス・第32話「怪獣使いの遺産」
2006年11月13日 ウルトラマン コメント (6)
雨に濡れそぼるウルトラマンメビウス。
話的には突っ込みどころ多すぎなんだが・・・
(問題作の続編であることは別にしても)
だって戦い始めた時は晴れてたんだよ。
なのにきなり土砂降りなんだもん。
寒冷前線の黒雲が近づいてくる描写とか、一切、無しなんだもん・・・(-_-;)
出来ればゾアムルチを殺したくなくて、本気で攻撃してなかったのなら、
最大5分程度は闘えるかもしれないが、それにしても無理ありすぎだろ。
カラータイマー青いままだし〜。
と文句垂れつつも・・・珍しい雨中の戦いの後、
呼吸を整えつつ濡れそぼるメビウスを携帯で写してみれば、これ如何に。
なんだこのえもいわれぬ光沢は。
雨水になんか混ぜた?いや、そんな手間暇かけてられないし。
てことは、スーツの素材と表面処理の産物ってこと?
思いがけないツヤ(というか、照り)が出て、とっても異星人ぽい質感が素敵。
偶然の効果なんだろうけど、なんだか薄めたローションぶっかぶったみたいで、
妙に色っぽく見える今日のメビウスくんであった。うふっ。(^m^)
ってか、脚本の解釈云々以前に、 「濡れトラマンエロス。」 と叫ぶワタシは、
真性ガワ萌えの面目躍如といったところか。(違うだろ)
〜ワタシ流の解釈〜
35年前の本編「怪獣使いと少年」については、ほとんど記憶が無い。
理解できないまま忘却したのか、見逃したのか定かではないが、
当時はビデオもようつべもへったくれもない、
放送を見損ねる=いつになるかわからない再放送待ち、という恐ろしい時代である。
初回放送分を見ていたとしても、到底咀嚼不可能だったろうし、
再放送は見逃し、再々放送時は卒業済みだったりしたのかも。
或いは、団次郎と帰りマンのスラリとした体躯しか見てなかったとか。(ソレダ!)
そんなわけで、動画以外のWEB関連情報を少々齧った程度の予備知識しかないが、
それにしても疑問符の多い話だった。
というか、ワタシにとっていい話というのは、脳内補完をしなくてもいい話だ。
その好例が 「時の海鳴り」 だ。
一見して圧倒され、その理由を考えれば考えるほど、より感慨が深まっていく。
見直す度に、さりげなく仕込まれていた伏線と、演出の意図に思い当たるから。
詳しくは→http://diarynote.jp/d/58713/20060911.htmlを参照のこと。
しかし続編である「怪獣使いの遺産」は、ワタシの脳では補完しきれなかった。
ラジオドラマじゃないんだから、大事なところを「語り」で済ませたらダメじゃん。
とことんんまで仮想世界を「絵」にして見せるのが特撮じゃん。
というわけで、「絵」で表現されなかった重大ポイントが多すぎて唖然。
・この期に及んで、何故リュウが問答無用でメイツ星人を撃つのか。
・「地球人の兵器」と言われて、何故ミライ=メビウスは何も言い返さないのか。
・父が地球人に殺されたことをビオに伝えたのは何者か。
・ビオは如何にしてゾアムルチを入手したのか。
・ビオは父の円盤を見つけたのか。
・あの雨はゾアムルチが呼んだのか。
ビオは父の最期の場所でこそ、真実を知るべきではなかったのか・・・
父が遠い故郷に残した息子(ビオ)への想いを、地球の少年に託していたことを。
その意志を継いだ少年が、どれほどメイツ星へ行きたがっていたかを。
父の遺産は、地中深くで朽ち果てている(いるであろう)円盤ではなく、
地球の少年との深い心の交流であったことを。
それを語るべき少年はおそらく(バン・ヒロト同様)もうこの世にはいない。
おそらく少年には、というか人間の力では円盤を見つけることはできなかっただろう。
見つけたとしても、起動はおろか、掘り出すことすら出来なかっただろう。
それでも父は、父と彼自身のために穴を掘り続ける少年が好きだったのだ。
天涯孤独の身の上である少年もまた、
自分と同じく、地上で一人はぐれてしまった宇宙人に等しいのだから。
話的には突っ込みどころ多すぎなんだが・・・
(問題作の続編であることは別にしても)
だって戦い始めた時は晴れてたんだよ。
なのにきなり土砂降りなんだもん。
寒冷前線の黒雲が近づいてくる描写とか、一切、無しなんだもん・・・(-_-;)
出来ればゾアムルチを殺したくなくて、本気で攻撃してなかったのなら、
最大5分程度は闘えるかもしれないが、それにしても無理ありすぎだろ。
カラータイマー青いままだし〜。
と文句垂れつつも・・・珍しい雨中の戦いの後、
呼吸を整えつつ濡れそぼるメビウスを携帯で写してみれば、これ如何に。
なんだこのえもいわれぬ光沢は。
雨水になんか混ぜた?いや、そんな手間暇かけてられないし。
てことは、スーツの素材と表面処理の産物ってこと?
思いがけないツヤ(というか、照り)が出て、とっても異星人ぽい質感が素敵。
偶然の効果なんだろうけど、なんだか薄めたローションぶっかぶったみたいで、
妙に色っぽく見える今日のメビウスくんであった。うふっ。(^m^)
ってか、脚本の解釈云々以前に、 「濡れトラマンエロス。」 と叫ぶワタシは、
真性ガワ萌えの面目躍如といったところか。(違うだろ)
〜ワタシ流の解釈〜
35年前の本編「怪獣使いと少年」については、ほとんど記憶が無い。
理解できないまま忘却したのか、見逃したのか定かではないが、
当時はビデオもようつべもへったくれもない、
放送を見損ねる=いつになるかわからない再放送待ち、という恐ろしい時代である。
初回放送分を見ていたとしても、到底咀嚼不可能だったろうし、
再放送は見逃し、再々放送時は卒業済みだったりしたのかも。
或いは、団次郎と帰りマンのスラリとした体躯しか見てなかったとか。(ソレダ!)
そんなわけで、動画以外のWEB関連情報を少々齧った程度の予備知識しかないが、
それにしても疑問符の多い話だった。
というか、ワタシにとっていい話というのは、脳内補完をしなくてもいい話だ。
その好例が 「時の海鳴り」 だ。
一見して圧倒され、その理由を考えれば考えるほど、より感慨が深まっていく。
見直す度に、さりげなく仕込まれていた伏線と、演出の意図に思い当たるから。
詳しくは→http://diarynote.jp/d/58713/20060911.htmlを参照のこと。
しかし続編である「怪獣使いの遺産」は、ワタシの脳では補完しきれなかった。
ラジオドラマじゃないんだから、大事なところを「語り」で済ませたらダメじゃん。
とことんんまで仮想世界を「絵」にして見せるのが特撮じゃん。
というわけで、「絵」で表現されなかった重大ポイントが多すぎて唖然。
・この期に及んで、何故リュウが問答無用でメイツ星人を撃つのか。
・「地球人の兵器」と言われて、何故ミライ=メビウスは何も言い返さないのか。
・父が地球人に殺されたことをビオに伝えたのは何者か。
・ビオは如何にしてゾアムルチを入手したのか。
・ビオは父の円盤を見つけたのか。
・あの雨はゾアムルチが呼んだのか。
ビオは父の最期の場所でこそ、真実を知るべきではなかったのか・・・
父が遠い故郷に残した息子(ビオ)への想いを、地球の少年に託していたことを。
その意志を継いだ少年が、どれほどメイツ星へ行きたがっていたかを。
父の遺産は、地中深くで朽ち果てている(いるであろう)円盤ではなく、
地球の少年との深い心の交流であったことを。
それを語るべき少年はおそらく(バン・ヒロト同様)もうこの世にはいない。
おそらく少年には、というか人間の力では円盤を見つけることはできなかっただろう。
見つけたとしても、起動はおろか、掘り出すことすら出来なかっただろう。
それでも父は、父と彼自身のために穴を掘り続ける少年が好きだったのだ。
天涯孤独の身の上である少年もまた、
自分と同じく、地上で一人はぐれてしまった宇宙人に等しいのだから。
コメント
で、ようつべで帰マン観ました。>泣けました。
大人になって改めて観るとウルトラって深いです…
http://www.youtube.com/watch?v=gePgN0_6X2g
でもエキスが薄まったというか、別物にすげ替えられたというか・・・
でも特撮が何かを考える機会になるって、いいことですね。
直アドはマズかったですかね。(汗)
申し訳ないですが削除お願いします。m(_ _)m
先入観なしで「遺産」を見たかったので、逆の順序で視聴したら、
「いや、それはないだろう〜(つд`)」でした。ホント。
昭和っていろんな意味で凄さまじい時代だったのね・・・
前作を観てあまり日をおかず今作を観たので話にはついていけましたが、今回だけ観た人には宇宙人が来て、怪獣を放って、ウルトラマンがやっつけたように見えたのではと感じます。
さて、今作は「握手」がキーワードだったようで、ラストシーンであえて握手をせず、完全なハッピーエンドではないことは評価できるかな。
問題作といわれた前作に比べるといわゆる子供向けにしてあるなと、食い足りなさを感じるのは大人のワガママか。
せめて人間不信になったであろう少年が少女(=園長)に心を開く過程を描いて欲しかった。
続けて観ていないので分からないのですが、園長って初出ですか?もし以前から伏線が張られていたならスバラシイのですが。
しかし「少年」役の子供はそっくり、対して「老人」役はイマイチ似テネ。(笑)
ぢゆんこさんが指摘された点はワタシの脳内では
・リュウの発砲
メイツ星人とメビウスはテレパシーor宇宙語で会話していたので争っていると誤解した。
・「地球人の兵器」発言
第三者(他星人)にそう見られたことに少なからずショックを受け言葉に詰まった。
・父が殺されたことを伝えたのは
父親の円盤が機能停止寸前にバックアップデータを本星に転送した。
・ゾアムルチの入手先
ムルチはもともとメイツ星の愛玩動物(イグアナのような?)で、初代ムルチは偶然円盤にくっついてきたのが環境の違いで突然変異した。
先のバックアップデータより動物実験の末、兵器化されたのがゾアムルチ。
・円盤を見つけたのか
すでに機能停止しており、バックアップデータも存在するため捜索していない。
・雨とゾアムルチの関係
偶然もしくはメイツ星人の脳波コントロールが大気に干渉したとか。
と無理やり解釈しておりますがいかがでしょう。(一部かなり苦しいですが)
最後にツッコミを、
リュウ、「俺が言えた義理じゃねぇが…」の前にまず謝罪しる。
ビオ、地球には賠償を迫っておいて自分はそのまま帰るのか?!
映像作品がここまで脳内補完を求めてどうするよ!ってことなんです。
断片的にチラチラ見せておけば、大人はそこから意図を読み取りますから。
円盤についての解釈は「なるほど〜」ですね。
メイツ星人の脳波が途絶えると機能停止するのなら、
その直前にバックアップ機能が起動するのは納得。
ちなみに園長さんは唐突に初出です。(^^;)
老人役は息子のビオと同じ役者さんなんですが、明らかに老け足りません。
力のある人だけに、演出が残念極まりないっす。
公式HPのWEBメビナビによると、ビオは10年前に一度地球に来てて、
別固体のムルチを連れて帰ったらしいです。
だったらこっそりそんな後付設定してないで、
ちゃんとそう表現しろよと!
地球人の兵器=メビウスと、メイツ星人の兵器=ゾアムルチが戦うという、
神展開も可能な筋立てだっただけに・・・(-_-;)