ウルトラマンメビウス・第39〜40話
2007年1月22日 ウルトラマン コメント (2)
直木賞作家さんが特撮脚本に初挑戦したのが、
「怪獣遣いの遺産」だったわけですが。(下記リンク参照)
http://diarynote.jp/d/58713/20061113.html
↑にも書いた通り、疑問符だらけの内容だったんですが、
「地球人の兵器メビウス VS メイツ星人の兵器ゾアムルチ」
という着眼点は面白かったんですよ。
ということで、39〜40話で再登板するというので、
本領発揮となるか否か、だったわけですが・・・
存外いけてるやん。
出来上がった「怪獣遣い〜」を見て、ちゃんと軌道修正したみたいっすよ。
「100の言葉より、0.5秒のワンカット」なんですよ、特撮は。
別に番組見るために金払ってるわけじゃないのに、
面白くて当然だと思ってる小さなお子様と大きなお子様が相手だからして、
彼らを如何に焦らし、かつ興奮させて強烈な余韻を残して、
それを関連商品の売り上げに繋げるか・・・ですからね。
小説なら自分の世界をとことん掘り下げればいいんだろうけど、
脚本ってのは(特に特撮は)、自分の頭で創造したものを、
一旦徹底的に突き放して、解体して、完全に客観的な視点で、
作り直さなきゃいけないんだよね。
そこまでしても尚、撮影現場で再度解体&再構築されかねないわけで・・・(^^;)
映像化が大前提のものだからして、そらハードル高い罠。
〜以下本編〜
39話・「無敵のママ」
GUYS基地内の食堂で働く子沢山のおばちゃんに、侵略宇宙人が憑依するのだが、
子を想う母は逆に宇宙人を乗っ取り返して、ウルトラマン並みのパワーを得る・・・
という、序盤ホームコメディ〜中盤シリアス〜終盤荒唐無稽ギャグという濃い内容。
まさに「母の愛は山よりも高く、海よりも深く、宇宙人より強し!」だな。
巨大化した宇宙人があっさり倒されすぎなんだが、
それもおばちゃんの機転で敵の最大の弱点を突いてるからだし、
ああ、なるほど〜と思える範囲。
おばちゃんが「ジュワッ!」と空を飛ぶラストカットなんて、もうね。
そこまでやるか?いや、やってこその特撮!ってことで、
ここは素直に ヤラレタ〜(ノ∀`) です。
ちゅうことで、良かったら良かったで次回作に対する期待が高まるので、
採点が辛くなるのが道理。物書きって大変ですねえ〜。
40話・「ひとりの楽園」
冒頭のナイトシーンが秀逸。
流れ星が落ちてきて、その穴から不気味な触手が伸びて、巨大な木になって、
そこに白い花が咲いて、地面に落ちた花が人に化身する・・・
これぞまさしく 「サイエンスファンタジーホラー」 の具現化である。
花から化身した植物型宇宙人(なんかヘチマっぽい)は、
孤独感に涙する人々を狙って連れ去っているらしい。
非番の時は何していいかわからないミライ君と、
薄っぺらな偽りの友情に翻弄される孤独な少女の出会い。
メロンパンの屋台の親父の「人間は一人になるのが怖いんだよ」という言葉。
ここまでは良かった!
なのに中盤、美青年に擬態した宇宙植物の分身が、
孤独な少女をソリチュラの潜む森へと誘うあたりから調子狂ってくる。
前半でミライに負わされた傷があっさり治癒していることで、
この地球外生物の再生能力が並ではないことを示唆しておきながら、
肝心の戦闘場面が、切り株を残したまま終了ってどうよ〜(-_-;)
冒頭で見せた成長速度と、中盤で見せた再生能力からして、
地中の根っこを完全に引っこ抜かない限り、何度でも生えてくるだろうが〜〜〜〜
それに折角の触手系なんだから、中盤の森の中のシーンをもっと圧縮して、
(顔出し及びスーツの中の両アクターさんにはまことに気の毒ながら)
もっとねちねち責めていただかなくてわならないものを〜〜〜〜
ミライ君の場合は、拘束時に「美青年人間体による触手でほっぺたぺちぺち」を、
メビウスの場合は、逆さ吊り時に「触手によるシバキ数回」を、
是非とも追加していただきたかった。
ゑ?それは番組的に刺激が強すぎるって?
いや、そのくらいミライ=メビウスを追い込んでこそ、
戦闘シーンが盛り上がるってもんですよ。
それこそ 「これわ根絶やしにしないと大変なことになる(涙目+滝汗)」 なわけで。
・・・ってなこと言うと、
最低でも数分間は逆さに吊られたままだったと思われるスーツアクターさんに、
「アホが無茶言うなや!」と怒られるな、きっと。(^▽^;)
「怪獣遣いの遺産」だったわけですが。(下記リンク参照)
http://diarynote.jp/d/58713/20061113.html
↑にも書いた通り、疑問符だらけの内容だったんですが、
「地球人の兵器メビウス VS メイツ星人の兵器ゾアムルチ」
という着眼点は面白かったんですよ。
ということで、39〜40話で再登板するというので、
本領発揮となるか否か、だったわけですが・・・
存外いけてるやん。
出来上がった「怪獣遣い〜」を見て、ちゃんと軌道修正したみたいっすよ。
「100の言葉より、0.5秒のワンカット」なんですよ、特撮は。
別に番組見るために金払ってるわけじゃないのに、
面白くて当然だと思ってる小さなお子様と大きなお子様が相手だからして、
彼らを如何に焦らし、かつ興奮させて強烈な余韻を残して、
それを関連商品の売り上げに繋げるか・・・ですからね。
小説なら自分の世界をとことん掘り下げればいいんだろうけど、
脚本ってのは(特に特撮は)、自分の頭で創造したものを、
一旦徹底的に突き放して、解体して、完全に客観的な視点で、
作り直さなきゃいけないんだよね。
そこまでしても尚、撮影現場で再度解体&再構築されかねないわけで・・・(^^;)
映像化が大前提のものだからして、そらハードル高い罠。
〜以下本編〜
39話・「無敵のママ」
GUYS基地内の食堂で働く子沢山のおばちゃんに、侵略宇宙人が憑依するのだが、
子を想う母は逆に宇宙人を乗っ取り返して、ウルトラマン並みのパワーを得る・・・
という、序盤ホームコメディ〜中盤シリアス〜終盤荒唐無稽ギャグという濃い内容。
まさに「母の愛は山よりも高く、海よりも深く、宇宙人より強し!」だな。
巨大化した宇宙人があっさり倒されすぎなんだが、
それもおばちゃんの機転で敵の最大の弱点を突いてるからだし、
ああ、なるほど〜と思える範囲。
おばちゃんが「ジュワッ!」と空を飛ぶラストカットなんて、もうね。
そこまでやるか?いや、やってこその特撮!ってことで、
ここは素直に ヤラレタ〜(ノ∀`) です。
ちゅうことで、良かったら良かったで次回作に対する期待が高まるので、
採点が辛くなるのが道理。物書きって大変ですねえ〜。
40話・「ひとりの楽園」
冒頭のナイトシーンが秀逸。
流れ星が落ちてきて、その穴から不気味な触手が伸びて、巨大な木になって、
そこに白い花が咲いて、地面に落ちた花が人に化身する・・・
これぞまさしく 「サイエンスファンタジーホラー」 の具現化である。
花から化身した植物型宇宙人(なんかヘチマっぽい)は、
孤独感に涙する人々を狙って連れ去っているらしい。
非番の時は何していいかわからないミライ君と、
薄っぺらな偽りの友情に翻弄される孤独な少女の出会い。
メロンパンの屋台の親父の「人間は一人になるのが怖いんだよ」という言葉。
ここまでは良かった!
なのに中盤、美青年に擬態した宇宙植物の分身が、
孤独な少女をソリチュラの潜む森へと誘うあたりから調子狂ってくる。
前半でミライに負わされた傷があっさり治癒していることで、
この地球外生物の再生能力が並ではないことを示唆しておきながら、
肝心の戦闘場面が、切り株を残したまま終了ってどうよ〜(-_-;)
冒頭で見せた成長速度と、中盤で見せた再生能力からして、
地中の根っこを完全に引っこ抜かない限り、何度でも生えてくるだろうが〜〜〜〜
それに折角の触手系なんだから、中盤の森の中のシーンをもっと圧縮して、
(顔出し及びスーツの中の両アクターさんにはまことに気の毒ながら)
もっとねちねち責めていただかなくてわならないものを〜〜〜〜
ミライ君の場合は、拘束時に「美青年人間体による触手でほっぺたぺちぺち」を、
メビウスの場合は、逆さ吊り時に「触手によるシバキ数回」を、
是非とも追加していただきたかった。
ゑ?それは番組的に刺激が強すぎるって?
いや、そのくらいミライ=メビウスを追い込んでこそ、
戦闘シーンが盛り上がるってもんですよ。
それこそ 「これわ根絶やしにしないと大変なことになる(涙目+滝汗)」 なわけで。
・・・ってなこと言うと、
最低でも数分間は逆さに吊られたままだったと思われるスーツアクターさんに、
「アホが無茶言うなや!」と怒られるな、きっと。(^▽^;)
コメント
「無敵のママ」観ました。で、個人的に「おおっ」と思ったのが憑依シーン。
「勇気ある行動に感服した」「地球で使命がある」「命をあげるので身体を貸して欲しい」
これらはウルトラマンの設定(?)とほとんど同じではないですか。
もしウルトラマンが正義の皮を被った悪意の宇宙人だったらどうする、というIFを感じさせられる展開でした。
塩が苦手なサーペント星人。地球侵略にはGUYSが邪魔とすごいリサーチ。でもサーペントってナメクジじゃなく大蛇のはずですが・・・
また、金属火災用消火剤が塩化ナトリウムだなんてそんな都合のいい話・・・と思ったら現実にそうだったのでビックリ。
この話、結構練り込んでますね。
今回の星人の声がヒーロー系だったので、悪い侵略者ではなくて、
何か事情があるっぽいと思ったんですが、ハズしました。
いや、侵略してもすぐ死んでしまう最悪環境の地球なんか狙わんでも・・・(^^;)
「サーペント」はへび座のことらしいですが、ちょっと強引な気がします。
なめくじはなめくじなんだから、そんなにかっちょいい名前にせんでもねえ〜
海まで拉致って、駿河湾に放り込んでしまえ!と思ったぢゆんこです。