始まりはガワ萌え@荻野英範
初見は昨年秋に公開された、
「劇場版ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」である。

しかし地元に上映館がない、しかもヒカリが出ていない、
等々の理由もあり、
実際に鑑賞したのは今年の春になってからである。
が、特撮における「萌え」関しては相当に目の肥えた女たちが集まる某掲示板で、

「 こ れ は エ ロ い !」

と大絶賛されていたのが、サラブ星人が擬態したニセメビウスである。
そこで早速検索してみたところ、公式HPで画像を発見。
確かにニセモノ特有のアクの効いたガワデザインと、
それに包まれた厚い胸板に、「おお!(゜∀゜)」となったのは確かだが、
その時はまさかここまでダダハマリするとは思わなかったさ。

やはり、ガワも中身も動いてナンボ。

ってことで、DVDで荻野氏のアクションを見て、
改めて「全面降伏」したような次第である。

詳細は過去記事↓を参照のこと。
http://diarynote.jp/d/58713/20070302.html

下手な写メ画像でスマンが、このメリハリ具合を見よ!
特に首から肩にかけての稜線がタマラン!(高橋光臣もここがイイ!)
更に、脇からみぞおちを経てウエストへ続く華麗な逆三角と、
長くグラマラスな太ももときたら・・・もうね。(´д`*)

その美体のみならず、
巨大さと力強さに満ちていながら、むしろ優雅とすら思えるその身のこなしと、
最小限のしぐさで最大限にエロさを発揮する、その表現力にも存分にヤラレタ。
これはなんとしても他の作品をチェックせねばならん!
そこで再び検索して発見したのが、大河ドラマ「風林火山」であった。
これをきっかけにして、引き続き大河にもダダハマリすることとなる。

詳細は過去記事↓を参照のこと。
http://diarynote.jp/d/58713/20070704.html

〜これより本題〜

「風林火山」における荻野氏の役柄は、真田家家臣・深井である。
あるじの真田幸隆は城持ちであったが、武田信玄の父に敗れ、
上杉家を頼って落ち延びる。
その際の家臣との別れの場面で、
4人の重臣の一人を演じていたのが荻野氏である。

ところでこの「深井」なる役は、実在の人物ではなさそうだ。
戦国の世のならいとして、裏切り&寝返りは日常茶飯事なのだが、
落城以前からの古株家臣でありながら、寝返った者たちの総集編的な人物に見える。

ええええ〜!真田家を裏切るなんて〜〜〜〜!

と、ドラマにハマってる者なら、誰もがそう思ったことだろう。
そのくらい、理想的な主従に見えたのに、なんで裏切るんだよ〜〜〜〜
とワタシも思ったさ。
しかも裏切りがバレる前の、キョドりまくりな小物演技が抜群に上手かった。
そして、小物キャラのまま消えると誰もが思った「深井」が、
実は誰よりも実直で、義理堅くて、逃れられぬしがらみ故に、
心ならずも主君をあざむいてしまったことを、
敵方(実は幸隆の実弟)の城にあっても、
一日たりとも真田家のことを思わぬ日は無かったことを、
我々は後に知ることとなる。

それゆえに、命がけで和睦を取り成すために自害して果てようとする幸隆の奥方を、
寸でのところで押しとどめるのが、他ならぬこの深井なのである。
おそらく彼は、この奥方にひとかたならぬ恩義を感じているのだろう。
それは心ならずも敵味方に分かれてしまった今日においても、
少しも変わることなく深井の心中に根をおろしていたのだ。

それほど長いシーンでもないし、セリフが多いわけでもない。
しかしほんの数十秒の出番で、彼は只の小物にしか見えなかった深井の真意を、
はっきりと我々の目に焼き付けるほどの、見事な芝居を見せてくれたのた。

今回の大河は、こういった脇役にもキラリと光る若手と中堅役者を配しているため、
画面の締まり方が半端ではない。
というか、どの場面のどの役者もそれぞれに実にいい仕事をしている。
このドラマ(というか、むしろ舞台のようだ)で発見した芝居巧者は、
一人や二人ではなく、最早片手では足りない。

荻野氏も、館内での出番はもう無いかもしれないが、
今度は是非ともその美体を披露していただけないものかと・・・
いや、元家臣とはいへ真田一門の深井が、
小笠原殿のように、陣中で鎧を脱いで上半身を晒すことはあり得ない。
しかし分家筋に移ったっといっても、和睦が成って同じ武田軍となったのだから、
ここはひとつ川中島の合戦で、その優雅な身のこなしと、
見事な殺陣を見せていただきたいものだと、切に願わずにはいられませぬ。

なにとぞ、なにとぞ〜〜〜〜〜後生でござりまする〜〜〜〜m(_ _)m

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