「仮面ライダーキバ」及び現在の私的特撮概況
オンタイムで見てみた。
とりあえず詰め込みすぎ。

なんちゅうか、チャーハンにカレーかけたくらいくどいよ。
第1話からぶっちぎろうという意図はわかるけど、
いかんせんテンポがグダグダで・・・
面白くなりそうな要素が一杯あるから、色々と欲張ってみたんだろうなあ〜

完全にやりすぎたけど。(つ∀`)

とりあえず平常展開ペースになるであろう、6話あたりまで見てから、
また振り返ってみることにする。ますはお手並み拝見ですな。

しかし、いつから特撮ってこんなに消化不良が多くなってしまったのかね?
この傾向は、特にここ数年の平成ライダーにおいて顕著だ。
あれもこれもと欲張って、結局回収されない伏線が山積みされてる最終回ばっか。
単なる予算と時間の不足?玩具との絡み?シリーズ構成の破綻?

電王も未消化部分が多かったけど、軽妙さと疾走感で突っ切った感じがする。
それに続編があるらしいから、最終判断はそれを見てからにしたい。
戦隊の場合は、対象年齢が低い分詰め込み展開とは無縁なので、
ゲキレンジャーはむしろ最終クールでやっと燃えてきたぐらいだ。

一方、ワタシ的にかなり健闘したと思えるのが、
「ULTRASEVEN X」 「風魔の小次郎」 の低予算1クール組だ。
「最初に言っておく!制作予算は無い!」と割り切りった(開きき直った?)結果、
削ぎ落とせるものは全部削ぎ落とした爽快感というか、演出の勝利というか・・・
これ以上どこもカットできない、
限界ギリギリまで雑味を排除したコンソメスープの旨みといか・・・
足し算で濃度を高めるより、むしろ引き算で引き締めた方が美味しくなるんじゃね?

そういえば、ワタシって昔から深夜ドラマ好きだったなあ〜
ゴールデンタイムとは比べようもない低予算番組なんだけど、
若手の制作者と役者がキラキラしててさ・・・これがハマるとぐっとくるのよ〜
「NIGHT HEAD」 とか 「YASHA」 とか初期の 「TRICK」とか。
特に 「YASHA」 はいまだにDVD見たくなるもんねえ〜
未見の方は、レンタルで最終巻だけでも見ておくことを激しくオススメする。
思い切って原作を単純化したストーリーと、まだ青い伊藤英明と、
遺伝子操作で人工的に生み出された超人という設定を見事に具現化した、
和田三四郎の超絶アクションは必見だよ!
7年後、「まだ続いてたのか!」と驚きながら見たウルトラマンメビウスで、
文字通り超人となった和田氏と再会したのも、まだ記憶に新しいところだ。

話を戻すが、キバが詰め込みすぎの第1話だったのに対して、
メビウスは逆に不親切なほど説明不足な第1話でしたねえ〜
だって、やっと状況が飲み込めたのが「虚空の呼び声」〜「日々の未来」でしたから。
あちゃ〜(つ∀`)
ワタシが真の意味でメビウスにハマったのも、そのあたりからだったしなあ〜

ヱ?それまではどうしてたのかって?
はい。ツルギのカッコよさに一目惚れして、ヒカリの美しさに二度惚れして・・・
戦闘部分以外はほどんどチラ見しかしてませんでした。
はい。正直、スマンカッタとです。
今は猛烈に反省して、むしろドラマパートに重きを置きつつ、
戦闘部分は純粋にカタルシスに酔い痴れながら見ております。

こんな人なので、ぶつぶつと不平を漏らしながらも、
2007年シーズンでは 「ULTRASEVEN X」 が一番のお気に入りなんでしょうね。

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